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東区愛宕町の愛宕踏切根際にモニュメントとして残されている「旧愛宕跨線橋」の一部です。 |
旧愛宕跨線橋は、鉄道の南北を連結する歩行者専用橋として1925(大正14)年に建設されました。
1945(昭和20)年8月6日に、原爆に被災しましたが、その後も風雪に耐え、80年近くの間、多くの市民に利用され親しまれてきました。しかし、老朽化が進んだことなどから、2001(平成13)年に解体し、新しい橋に架け替えられることになりました。
この架け替えにあたり多くの市民の方々から「思い出多い跨線橋を部分的にでも保存してほしい』との声が寄せられたことから、旧橋のトラスと親柱の一部を保存することになりました。 |
橋長 |
41.4m |
幅員 |
3.0m |
上部工 |
鋼トラス橋 |
下部工 |
鉄筋コンクリート橋台 |
完成 |
大正14(1925)年 |
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旧愛宕跨線橋のトラス部分には古い鉄道レールが再利用されていましたが、解体したときの調査で、レールの刻印から約100年前に米国やドイツから輸入された、現在では貴重なレールであることがわかりました。 |
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カーネギー社製 |
米国 |
1900年(明治33年) |
ウニオン社製 |
ドイツ |
1902年(明治35年) |
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爆心地からおおよそ2350m (※距離は地図上でわたしが物差で測ったものですので正確ではありません) |
解体された(旧)愛宕跨線橋をわたしは何度か渡ったことがありましたが、特に被爆した構築物だという意識はなかったのです。広島ぶらり散歩「被爆した構築物など」編を編集しだしてからそうかと思ったのです、
南区役所がその一部を保存していることを知って2008年になって撮影に行きました。 |
08.06.13.裕・記編集 |