山田忠治作:園芸

  中区基町の広島市立中央図書館に建立されている山田忠治作「園芸」です。
        「園芸」
1943(昭和18)年作
        山田忠治
     1900(明治33)年〜1954(昭和29)年
  HPを編集していて関連の資料がないかと、何度か訪ねている広島中央図書館3階広島資料室の前と云うか3階ホールに展示してある木彫に目がいくことがなかったようで、2012年になって3点の彫刻が展示されている事に気がつき、広島ぶらり散歩「野外彫刻など」編に加えようと撮影しました。
エレベーターを降りてこれら木彫をみた時、暗い雰囲気を醸し出した作品だなと直観的に思いました。手前2体が下を向いているからではなくこれらの木彫全体的に感じて、近づいてみました。
「雪国の子」の次のこの作品プレートをみると、1943(昭和19)年作「園芸」とありました。
1943(昭和18)年といえば太平洋戦争の敗戦の影が色濃く*なってきていたころで食糧難で、(自宅などでも)何がしかの食べ物を育てていた時代だったと聞きます。そのような時代背景が作者・山田忠治の心に深くかかわっていたのではないのか?と感じながらこの「園芸」と題された作品をみました。
*1943年9月8日、日独伊の三国同盟の一角だった伊太利が無条件降伏しました
12.08.14裕・記編集

12.04.13.撮影
広島市中区基町3-1  広島市立中央図書館 

12.04.13.撮影

12.04.13.撮影

12.04.13.撮影

12.04.13.撮影



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