奥田小由女作:愛天心

  南区宇品神田の県立広島病院1階ロビーに展示されている「奥田小由女作:愛天心」です。
愛天心 (あいてんしん)
1993(平成5)年 第25回日展の審査員となり出品したものだそうです。
  『病院ですから、皆さんがご覧になって気持ちがなごむとか、お子さんが生まれた喜びとか、そういった温かいものをつくりたかったんです。木彫で作品をつくっていましたが、大きな作品になると、冷暖房などの影響で割れができたり、いろいろと傷んでくるんです。それで、木彫にかわる素材で、なおかつ木彫と同じ効果でできる素材を、紆余曲折しながら何年かかけて研究しました。そして、新素材の樹脂と、胡紛というカキの殻の粉を膠(にかわ)で溶き非常にいい部分を合わせて使ってつくることを思いついたんです。今は、そういった新しい素材と伝統的な素材をうまくミックスさせてつくりますので、傷むこともなくなりました。 』
高さ約1.2mの作品で、作品に込めた気持ち、人形の素材について、広島県の藤田知事との対談の時に云われていることを県広報誌で知りましたので引用しました。。
   関連頁:(三次市美術館あーとあい・きさ展示の)奥田小由女作「春耀」
07.06.21裕・記編集

’07.04.24.撮影
広島市南区宇品神田1-5-54  県立広島病院1階ロビー

’07.04.24.撮影

’07.06.05.撮影
作品台座にもこだわりがあるようでした・・・
『奥田元宋、奥田小由女御夫妻作品とともに』と題した額に入った写真
(1階ロビー、公衆電話の上に展示してあった写真を使用しています)



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