岡本太郎作:リョウラン

  中区本通の広島パルコで催された岡本太郎生誕100年企画展でみた「リョウラン」です。
広島パルコの紹介文によると『戦後の大衆芸術家として絶対的な存在感を放つ岡本太郎の生誕100年を記念し、膨大な作品の中から「顔」や「眼」をモチーフとした作品にフォーカスした展覧会を開催。
渋谷駅構内に常設されている「明日の神話」の姉妹作品「豊饒の神話」岡本太郎の絶筆となった未完成作品「雷人」、後に岡本太郎の墓碑にもなった彫刻作品「若い夢」国内唯一のモニュメント「生命の樹」などを展示する。』
と紹介していました。
リョウラン
1989(平成元)年  FRP(繊維強化プラスチック)    岡本太郎記念館蔵
岡本太郎の母、歌人・小説家岡本かの子代表作に「金魚撩乱」(1937年)があります。
型にはまらない奔放で新しい表現に、多くの注目を集めた作品です。かの子の文章には生命力があふれ、華やかな印象が好意的に評価される半面、装飾過剰と受け取られ批判されたこともありました。太郎は本作について特に解説はしていませんが、本作は母・かの子の「金魚撩乱」を思い起こさせる作品になっています。
いまどきの美術展は何を守ろうとしているのか撮影禁止が多いのですが、この岡本太郎生誕100年企画展は撮影『可』だったので、取り上げようと思ったのです。
期間を過ぎたら岡本太郎記念館に行かなくては見られないのでしょうが、期間中は撮影しようと思った方は誰もが撮影している作品でしょうから、広島ぶらり散歩「野外彫刻など」編で紹介しました。
この顔はとおもいながら説明板を読んで金魚か?と、そう思えば何となくそのように見えてくるわたしは、芸術鑑賞の初心者で、その域をいまだ脱していないのでしょう。
11.12.22裕・記編集

11.12.14.撮影
広島市中区本通10-1  (広島パルコ新館5階)

11.12.14.撮影

11.12.14.撮影

11.12.14.撮影
敬称は略しました



「野外彫刻など」編



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岡本太郎生誕100年企画展


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