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中区本通の広島パルコで催された岡本太郎生誕100年企画展でみたむすめ」です。 |
広島パルコの紹介文によると『戦後の大衆芸術家として絶対的な存在感を放つ岡本太郎の生誕100年を記念し、膨大な作品の中から「顔」や「眼」をモチーフとした作品にフォーカスした展覧会を開催。
渋谷駅構内に常設されている「明日の神話」の姉妹作品「豊饒の神話」岡本太郎の絶筆となった未完成作品「雷人」、後に岡本太郎の墓碑にもなった彫刻作品「若い夢」国内唯一のモニュメント「生命の樹」などを展示する。』と紹介していました。 |
むすめ |
1967(昭和42)年 陶 岡本太郎記念館蔵 |
腕を体の前で交差させた姿から少女らしい姿を思い起こさせますが、その腕はふっくらと白く、太い。目を空洞で表現する方法は、岡本太郎の顔を題材とする作品の大きな特徴です。制作当初は灯籠として制作されました。頭部がすっぽりと空きロウソクなどを入れられる事ができるようになっています。ふっくらとした腕と内側からほのかに出る灯りの表情により、優しさが表現された作品になっています。 |
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いまどきの美術展は何を守ろうとしているのか撮影禁止が多いのですが、この岡本太郎生誕100年企画展は撮影『可』だったので、取り上げようと思ったのです。
期間を過ぎたら岡本太郎記念館に行かなくては見られないのでしょうが、期間中は撮影しようと思った方は誰もが撮影している作品でしょうから、広島ぶらり散歩「野外彫刻など」編で紹介しました。
説明板で「むすめ」という事を知り、灯籠として制作されたという事を知りましたが、(灯籠といえば大きなものと思う)硬直した頭のわたしには、どうしても埴輪をイメージしてしまいそれを振り払うことができないままみていました。 |
11.12.21裕・記編集 |