岡本太郎作:マスク

  中区本通の広島パルコで催された岡本太郎生誕100年企画展でみた「マスク」です。
広島パルコの紹介文によると『戦後の大衆芸術家として絶対的な存在感を放つ岡本太郎の生誕100年を記念し、膨大な作品の中から「顔」や「眼」をモチーフとした作品にフォーカスした展覧会を開催。
渋谷駅構内に常設されている「明日の神話」の姉妹作品「豊饒の神話」岡本太郎の絶筆となった未完成作品「雷人」、後に岡本太郎の墓碑にもなった彫刻作品「若い夢」国内唯一のモニュメント「生命の樹」などを展示する。』
と紹介していました。
マスク
1970(昭和45)年 FRP(繊維強化プラスチック)   川崎市岡本太郎美術館蔵
1970年大阪で開催された万国博覧会のテーマ展示の中で『太陽の塔』内部に展示された作品です。「過去-根源の世界」の中の「心の森」部分に展示されました。「宗教」「祭り」「呪術」「芸術」などをテーマに世界各地から集められた仮面とともに、鮮やかな色彩、蛍光塗料を使用した岡本の『マスク』が民俗資料の仮面とは別の角度から非日常の入口を演出していました。岡本は20代の頃パリ大学で民族学を学び、帰国して日本各地をはじめ世界各地の人々の生活に触れその根底にあるものを調査・研究その成果をテーマ展示で表現しています。
いまどきの美術展は何を守ろうとしているのか撮影禁止が多いのですが、この岡本太郎生誕100年企画展は撮影『可』だったので、取り上げようと思ったのです。
期間を過ぎたら岡本太郎美術館に行かなくては見られないのでしょうが、期間中は撮影しようと思った方は誰もが撮影している作品でしょうから、広島ぶらり散歩「野外彫刻など」編で紹介しました。
岡本太郎の作品群の中から「顔」を取り上げているということでしたので、この「マスク」の説明板を読みました。大阪万博の時のテーマ展示の中にあった作品だったようですが、何度か見たテーマ館でしたが、見ていなかったというよりも通り過ぎただけで満足していたわたしの大阪万博見学だったのでしょう、そのような事を思いながらこの作品をみました。
11.12.23裕・記編集

11.12.14.撮影
広島市中区本通10-1  (広島パルコ新館5階)

11.12.14.撮影



「野外彫刻など」編



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岡本太郎生誕100年企画展


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