(法輪山)覚苑寺かくおんじ

  山口県下関市長府安養寺に建てられている「法輪山・覺苑寺」です。
法輪山 覺苑禪寺     平成6(1994)年3月31日 長府観光協会 城下町長府まちづくり協議会
黄檗宗 元禄11(1698)年長府藩主毛利綱元(三代・つなもと:1651-1709)が、宇治黄檗山万福寺七世・悦山道宗(えっさんどうしゅう;中国福建省の人:1629-1709)禅師を招き創建、功山寺・笑山寺とともに長府藩の菩提寺となりました。
悦山以来学僧相次ぎ、藩士の中から従学する者多く、長府藩文教興隆の拠点となりました。堂宇は明の黄檗流の様式を備え、庫裏は明治6(1873)年に勝山御殿の一部を移したものです。
境内地は、わが国最初の金属貨幣「和同開珎」を鋳造した長門国鋳銭所の跡地で、国の史跡指定を受け鋳銭遺物は重要文化財として現在長府博物館に寄託展示されています。春の梅、桜、秋の紅葉の名所として知られています。
(水)おうばくしゅう)
黄檗宗:
日本の三禅宗の一。承応3(1654)年来日した明僧・隠元(1592-1673)が開祖で、京都府宇治市の黄檗山万福寺を本山とし、明治9(1876)年臨済宗から独立して一宗となる。
教禅一如を提唱、念仏禅に特色がある。
ここ下関市長府の街のこと長府藩のことなど事前に勉強してきたわけではありませんでしたので、この覚苑寺のことは、説明板で知ったのです。お寺前の国指定史跡「長門鋳銭所跡」碑をみた後境内を拝見しました。
この覚苑寺が黄檗宗のお寺ということから、(広島市西区)己斐でみた通玄石で、インゲン豆が黄檗宗開祖・隠元禅師が日本に持ち込んだとされることから名が付いたということ知ったという事を思い出したのです。
12.02.03裕・記編集

09.01.29撮影
山口県下関市長府安養寺3-3

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本尊:観世音菩薩像

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