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山口県下関市長府宮の内町に建てられている「吉岡家長屋」です。 |
吉岡家長屋 下関市指定有形文化財 指定年月日:昭和52(1977)年2月16日指定 |
建物の所在位置は 江戸時代中期の長府屋敷割図に大久保五郎左衛門の屋敷地として記録されています。なお、大久保家は長府藩馬廻として藩の要職に就いていました。
間口三間(5.45m)、奥行六間(10.91m)のこの建物一棟は長屋として用いられたものらしく建設年は不詳ですが、外観や構造は文化(1804-1818)・文政期(1818-1830)(江戸時代後期)の特徴をよく残しています。
また大壁を厚く堅固にした造りなどから城下町特有の防衛的性格が窺えます。 |
平成8(1996)年3月31日 城下町長府まちづくり協議会 長府観光協会 |
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(うままわり)
馬廻り: |
2)主君・大将の乗った馬の周囲にあって警護をする騎馬武者。また、その一団。
近世には職制化され、特定の者が任命された。馬廻組。馬廻衆。 |
(おおかべ)
大壁: |
木造建築で、柱の両面を板張りまたは壁塗りにして、柱が外部に現れないようにした壁。 |
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(長府)國分寺址・碑をみて後ろを振り返った時に、説明板で下関市指定有形文化財・吉岡家長屋ということがわかりました。梁間方向だけの撮影で、長屋ですから桁行き方向の画像がなくてはならないのでしょうが、撮影していませんのでお断りしながらの頁編集でした。 |
12.02.02裕・記編集 |