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三原市幸崎町能地にある「南山資料館」(当初は診療所として建設されました)です。 |
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昭和初期建築され、当初は診療所で、木造2階建、1階が診療施設、2階は接客空間とされ、寄棟造桟瓦葺の洋風建築です。外観は1・2階とも整然と位置を揃えた窓が並び、中央には上部に石積風のアーチ窓を備えた玄関が付けられています。
現在では、1階部分がここ幸崎町出身で、大正から昭和にかけて活躍した日本を代表する彫金家・清水南山(亀藏)の資料館として使用され、南山ゆかりの品々が展示されています。
(と三原市観光ナビで云っていますが、内部の見学はできず、外観の見学のみ可です) |
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国登録有形文化財第34-0015号 【登録年月日】平成10(1998)年4月21日 |
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清水南山(しみずなんざん:1875-1948) |
彫金家。広島県豊田郡幸崎町(現在・三原市)生まれ。本名亀蔵。
1896(明治29)年東京美術学校彫金本科を卒業、研究科で加納夏雄(1828-1898)、海野勝珉(1844-1915)に学び、1899(明治32)年から同校で塑造を修めた。
1909(明治42)年香川県立工芸学校教諭。1919(大正8)年東京美術学校教授。1934(昭和9)年帝室技芸員。1935(昭和10)年日本彫金会会長、帝国美術院会員。日本伝統金工の正統を伝えた
最後の彫金家と評されているそうです。 |
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今(2017年9月)回、呉線三原駅から吉名駅間(竹原駅は以前撮影済)の未撮影駅を撮影に行きました。
この地のJR駅・安芸幸崎駅で下車して次の三原駅行き電車の時間まで1時間ほどありましたので、幸崎神社を参拝すること、南山資料館は外観しか見学できないということでしたが見てみようと事前に計画しました。 |
すぐわかるだろうと思ったのですが、わからず通り角を曲がった処(近所)の家から出てきた奥さんに尋ね親切に教えてもらい、(まっすぐ行けばよかったのかと教わり)撮影しましたので、この頁を編集しました。
保存の方法やその費用などに問題があるのでしょうがやはり内部の見学ができる洋館にしていただきたいと思わずにはおられませんでした。 |
18.02.08.裕・記編集 |