やくしじ
薬師寺

  大竹市元町に建てられている「神楽山(かぐらざん)薬師寺」です。
※広島新四国八十八ヶ所霊場第四番霊場です。
(神楽山)薬師寺は、広島県真言宗教団のお寺で、本尊は薬師瑠璃光如来です。
お寺の開基は詳らかではありません。
至徳年中(1384-1387)既に伽藍ヶ原香盤毘沙門畑経塚に西福寺ありとあります。本尊の薬師如来は、行基菩薩(668-749)の作と伝えられ一樹をもって三体を刻み、上部の一体を一畑寺(現・一畑薬師)、中部の一体は西福寺(現・薬師寺)、下部の一体は信州の寺にと云い伝えられています。
その後の元和元(1615)年西福寺(現・薬師寺)が毛利氏の祈願所となり萩の龍福寺の先住・大龍和尚が、毛利氏の請により経塚より現在の地に移転開基されました。
爾来、参詣する人多く、就中乳の出ない、少ない母親に霊験あらたかで乳薬師として名高く、本尊は秘仏です。本尊は61年毎に開帳供養が行われます。
近くは、昭和57(1982)年11月14日に本堂落慶法要の折に開帳されました。
今回の大竹ぶらり散歩の主目的は、大竹市総合市民会館前庭に建立の「大竹市原爆死没者慰霊碑・叫魂」を訪ね頭を垂れ撮影することでしたが、次に2008年に終了したスタンプラリーですが広島新四国八十八ヶ所霊場の2番、3番、4番のお寺が大竹市域にあるので、以前より訪ね手を合わせることも目的にもなっていました。
ここ薬師寺は「巡拝の手引」で事前に調べ、今回の大竹ぶらり散歩の計画をたてる時、(山口県)JR和木町から国境の大和橋を渡り、小瀬川沿いに上流に行くといいな~と思いそのように計画しました。
お寺はこの辺りだなと思った時に、「史跡浅生塚入口」の石柱をみましたので、お寺と関わるがある塚なのかと思いましたが、境内裏にある大竹市指定重要文化財・志太野坡の塚でした。
 11.07.11裕・記編集

11.06.02撮影
広島県大竹市元町4-12-12

11.06.02撮影
南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)とは、弘法大師(空海:774-835)が唐に留学した際に恵果(746-805)和尚からいただいた称号(「あまねく一切を照らす最上の者」)

11.06.02撮影

11.06.02撮影

11.06.02撮影
本堂 寶篋印塔  明和八(1771)年正月吉祥



「広島の神社寺院」編
「広島新四国八十八ヶ所霊場」編



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