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山口県防府市国分寺町に創建されている「周防国分寺」です。
※山号は浄瑠璃山で、本尊は薬師如来の高野山真言宗の寺院です。
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奈良時代の天平13(741)年聖武天皇(第45代:701-756)の勅願によって、国家の鎮護と国民の景福を祈願するために国ごとに建立された官寺の一つです。
創建当時は、金光明四天王護国之寺または金光明寺などの寺号がありました。後に浄瑠璃山国分寺と称せられるようになりました。往昔の規模は寺域が61町歩余りで七堂伽藍と二十五ヶ寺の塔頭と末寺を擁していました。
現在の伽藍は、創建時の位置に建っており、全国国分寺中稀なことです。(金堂解体修理の過程での発掘調査で、奈良時代・創建当初の金堂の上に再建されおり、創建当初から、位置が動いてないことが、判明致しました。)
現在の寺域は、東西に約1町、南北に2町の寺域を保持し、その中に、仁王門・金堂・聖天堂・二の門・持仏堂・庫裏・長屋・土蔵を現在に伝えています。ご本尊は、室町時代の薬師如来坐像(重要文化財)で、他に平安時代初期の日光・月光菩薩(重要文化財)、藤原時代初期の四天王(重要文化財)など、数多くの仏像を安置しています。宗派は、高野山真言宗(別格本山)に属しています。
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今(2011年)回、交流ウォーク探検隊番外編として訪ねたここ防府市した。増田先生がここ周防国分寺を拝観することを楽しみにされていました。わたしは、防府天満宮に初詣で1984年、2003年にきた防府市でしたが、ここ周防国分寺を拝観するのは今回が初めてでした。
これまでに安芸国分寺、備中国分寺を訪ねていましたので、わたしも歴史あるこのお寺には何が残されているのだろうと拝観を楽しみにしていました。内部は撮影禁止ですといわれましたので、拝観時頂いたパンフレットの本尊・薬師如来坐像を紹介するにとどまりました。 |
11.12.01裕・記編集 |