|
宇部市大字沖宇部のときわ公園に展示されている楠田信吾作野外彫刻の「宇宙の風景I」です。 |
宇宙の風景I COSMIC VIEW Ⅰ
楠田信吾 1991(平成3年)
第14回現代日本彫刻展、宇部興産株式会社賞
素材: 御影石、強化ガラス、補強金物
サイズ: 400×130×55cm |
楠田信吾(くすだ しんご:1935- )
京都市生まれ 。京都市立美術大学専攻科卒業。
1979(昭和54)年第1回ヘンリー・ムア大賞展で佳作賞。1991(平成3)年能登島グラスアート・ナウ指名コンペティションで大賞。 |
|
|
|
※ |
◆(設置の説明板)◆
ガラスと石の組み合わせで視覚的な緊張感を与える作品を得意とする作家である。この作品は横6mに広がる3枚の強化ガラスを、上下の巨石のあいだに立ててはさみ込んだ作品で、ガラスの上に巨石がどっかとのっている。巨石とガラス、重量と脆弱さとの危ういバランスが、透明ブルーのガラス越しに見える風景をいっそう緊迫した風景に創り変えている。 |
|
ときわ公園彫刻野外展示場北広場のここには現在多くの作品が展示されています。
現在展示の作品を撮影していると必ず他の作品が写り込む構図になります。
ここときわ公園の管理者は、この広場に後から設置する作品の展示場所にひと工夫もふた工夫(ひと悩みふた悩み)もしながら展示位置を決めたのではと考えたとき、写り込む他の作品のことも考えながら撮影した画像あり、まったく考えなくて撮影した画像ありと編集しながら考えています。 |
離れた処から見た時鳥人間にでも成ろうと透明な羽を広げた姿を考えたのですが、題が「宇宙の風景」とくれば、無重力の空間に浮かぶ大きな塊が空間に漂っている姿を表そうとしたのかなと思いながら設置の説明板を読み強風時、地震時には『重量と脆弱さとの危ういバランスが・・・・緊迫した風景・・・』になるだろうな~と思ったわたしでした。 |
17.12.19.裕・記編集 |