橋本真之作「時の木もれ陽」

  宇部市大字沖宇部のときわ公園に展示されている橋本真之作野外彫刻の「時の木もれ陽」です。
              時の木もれ陽
        THE SUNLIGHT THROUGH TIME
           橋本真之  1995
   第16回現代日本彫刻展、宇部市野外彫刻美術館賞
素材: 銅
サイズ: 220×730×875cm
   橋本真之(はしもと まさゆき:1947-   )
埼玉県生まれ 。東京芸術大学美術学部工芸科卒業、東京芸術大学大学院鍛金専攻中退。
2014(平成26)年金沢美術工芸大学大学院教授。
  説明板
銅板を打ち延ばした球体や袋状のいくつもの形態をつないだいり(熔接)、入れ子状に組み合わせたりしながら次第に増殖していく彫刻である。叩き延ばすという手仕事の積み重ねでできていくので、一つの作品が数年がかりの形態の連続でできあがることにもなる。近年は樹木や植物の成長と連関させ、銅という金属素材があたかも植物と共棲し合うかのような不思議な臨場感と景観を見る側に与える。ところどころぽっかり穴があき、そこへ雨水や樹木の落ち葉も舞い込んでくるので共棲の感じはいっそう強いし、大小の穴から洩れてくる光は、植物たちが落とす木洩れ陽に似て、両者が触発し合う様が美しい。鍛金という手仕事世界を大きな野外彫刻へと進展させ日本の彫刻に新しい一頁を加えた功績は大きい。宇部市野外彫刻美術館賞と埼玉県立近代美術館賞とダブル受賞した。
そろそろ帰宅寺の宇部線の電車の時間を気にするようになってきていました。
彫刻野外展示場北広場の野外彫刻を撮影してときわミュージアム本館の方に行こうと林の中を通っていた時に目にした作品の一つでした。

最初に目にしたのがこの橋本真之作「時の木もれ陽」でした。
まさしく木漏れ陽の中に展示されている作品でした。樹木に共生する菌根菌というものを聞いたことがありますが、この作品をみたとき林に生きる菌を可視化できるように表現した作品かなと思ったわたしでした。
17.12.26.裕・記編集

17.08.02.撮影
山口県宇部市大字沖宇部254  ときわミュージアム・彫刻野外展示場北(林のなか)

17.08.02.撮影

17.08.02.撮影

17.08.02.撮影

17.08.02.撮影



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