尼崎競艇場 (ボートレース尼崎)
  兵庫県尼崎市水明町に設置されている「尼崎競艇場(通称・BOAT RACE尼崎)」です。
※孝養の像(加藤知彦作)は、撤去されありませんでした。
(一社)全国モーターボート競争施行者協議会の施設紹介によると、
『ボートレース尼崎は、全国24場中5番目に誕生し、兵庫県の南東部に位置する尼崎市にあります。
主催する自治体は、尼崎市が1952(昭和27)年9月14日、伊丹市は1953(昭和28)年6月18日に初開催し現在に至っております。』
と云っています。
笹川良一をモデルにした「孝養の像」は全国の競艇場に建立されていると理解していましたが、ここ尼崎競艇場には現在(2017年7月16日時点)建立されていないと、競艇場担当者より聞きました。
尼崎競艇場の「孝養の像」を撮影するのも主目的の一つでした。
ガードマンの方に建立場所を聞くと『ここ尼崎ではみたことがない、住之江ではみましたが』ということでしたので、入場口横のインフォメーションで尋ねました。案内嬢ではわからないということで担当者に尋ねるということでしばらく待ち、担当者(男性)に『ここ尼崎競艇場にはない。施行者である尼崎市の担当者にも尋ねたがないという返事だった』との答えでした。
尼崎ボートやWikipediaによると、
『尼崎市大庄地区は10万坪にもおよぶ大湿地帯で、埋め立てるには土が不足していました。
競艇の開催地を探していた日本船舶振興会と、戦後の復興資金確保に躍起だった尼崎市との間で、競艇場への活用が決められ、掘削し競艇場プールを建設した後、その土を周辺の埋め立てに利用しました。
当時の阪本勝市長(1899-1975:在任1951-1954)が、そのアイデアを採用、突貫工事の末、淡水のクセのない競走水面の尼崎競艇場ができたそうです。』
車で行くので、
1)無料駐車場を尼崎ボートのweb siteでみると無いということで、近くに118台とわずかな有料駐車場を紹介しています。(公共交通機関が発達しているのでそれらを利用して来てくださいということでしょう。)
2)裏ワザとして近くのショッピングセンターama do(道意町7-1)駐車場1500台あり、食事でもすれば4時間無料になるとの情報があったので、そうしました。1時間超過で600円を払いました。
3)(当日場外を散歩した時みると)競艇場外北側家屋(複数)では競艇開催日に私設駐車場に早変わりし休日1,200円/日で結構な台数が受け入れられているようでした。
半世紀以上前の競艇場(福岡ボート)を知っているわたしは、これまで宮島、若松、下関、徳山、児島、丸亀、鳴門と各競艇場に行きましたが、いずれも海傍で海水面でしたが、今回の尼崎競艇場は人工的に水溜りを造りそれを競艇場として利用していますので淡水なのです。尼崎のように内陸にある競艇場には、(わたしは)はじめてでした。
「孝養の像」のことを訪ねた担当者(男性)は、何時から撤去されたかもわからないようでしたのでそれ以上尋ねることはやめましたが、
競艇の創設者・笹川良一に関する銅像を撤去すること(スタンド改修時に撤去したのでしょうが)は笹川良一の人物としての好き嫌いは別問題であり、施行者として恩知らずとの“そしり”は免れないところではとわたしは思います。
ボートレースファンノートブック2017前期に紹介があるレースの特徴『「センタープールだからセンターが決まる」と云われてきたが、近年はインが先攻めする』とあります。
訪れた日も枠なり進入で1、2が圧倒的に有利なレースでした(4が人気になり絡んだレースもありましたが)。
17.07.19.裕・記編集

17.07.16.撮影
兵庫県尼崎市水明町373-6   (阪神電車・尼崎センタープール前駅構内)
*センタープールというプール施設が競艇場とは別にあるのかと最初思いましたが、あくまで競艇面をそう呼んでいるだけでした。
*プール(pool)は単に「(人為的に水を溜め込んだ)水溜り」を指し、水泳用プールのことはswimming poolと呼ぶそうです。

17.07.16.撮影
兵庫県尼崎市水明町199-1 尼崎競艇場
(入場ゲート前)ロータリーにはなぜか灯台モニュメントが建っています

17.07.16.撮影
前売り窓口 と 入場ゲート

17.07.16.撮影
尼崎競艇場には(笹川良一の)「孝養の像」がないと知り 、アマガエルのマスコット「センプル」を撮影しました
 *「センプル」とはセンタープールの略から名づけられたそうです。

17.07.16.撮影
正面スタンド入口への下屋(オーシャンカップと名が付く?)

17.07.16.撮影
出走ピットの方をみました

17.07.16.撮影
(正面)スタンド
   7F:ロイヤル席(43席)
   5F:指定席(562席;323テーブル)

   3F:屋内一般席(2,495席)
   1F:屋外一般席(2,432席)

17.07.16.撮影
 (正面)スタンド

17.07.16.撮影
11号館(第1マーク前:有料エキサイティングルーム付)

17.07.16.撮影
(阪神電車尼崎センタープール前駅からの高架通路がみえます)

17.07.16.撮影
尼崎ボートの解説資料では
淡水のクセのない競走水面です。
一番の特徴は、2マーク、センターポール、1マークが1直線上に並んでおり、1マークもスタンド側に振っていないことです。インを取った選手は、十分に余裕を持った旋回半径で1マークを回ることができ、基本的にはインが強い水面ですが、風の影響でイン絶対にはなりません。
冬場は「六甲おろし」、夏場は「甲子園の浜風」で向かい風が吹き、ダッシュをつけた選手が向かい風の中を力強く出ていきます。「センタープールだからセンターが決まる」と云われるほどですが、雨待ちの日で追い風が吹くときや、雨で無風の日はインが決まりやすくなります。
ただ、そんな日でもクセのない水面だけに、インやセンターがスピードのあるターンをした場合、お互いに旋回半径が大きくなり、そこを差した選手が突き抜け、高配当が出ることもあります。
2マークの後方に阪神電車からの専用通路ができ、阪神電車が高架になったことが影響して向かい風の強い日は風の「抜け」が悪く、2マークで波立ち、風も舞うのでバランスを崩す選手が出てきます。これもまた波乱を呼ぶ要因の一つとなっています。
』と舟券の買い方も指南しています。
  出走表によると (最近4か月)
1コース1着率58.0%。2コース1着率14.6%。・・・・6コースにいたっては1着率0.8%と低率
この日もイン圧倒的に有利なレースでした。
1-2決着が多く2-1もありました(2-1-3で4,880円ついたレースもありましたが)。

17.07.16.撮影
(阪神電車の高架がみえます)

17.07.16.撮影
正面スタンドからは第1ターンマークは見にくいです
 わたしの文章では敬称は略しています
救助艇
  尼崎市水明町でみた「救助艇」です。「ゴミ回収船」はみなかったので未撮影です。
今(2017年)回の尼崎競艇では、レース間に救助艇もゴミ回収船も見なかったので、第1マークの方に待機している救助艇があるはずだとみて待機している処を撮影しました(2枚目)。帰宅後発走ピット側を入場時撮影していた画像を拡大してみると4艘の救助艇が写っていました(1枚目)。救助艇が少なくとも4艘は段取されているのではないかと(わたしは)思いました。 
 

17.07.16.撮影
発走ピットの横には四艇の救命艇がありました

17.07.16.撮影
第1ターンマーク側には1艇が待機していました



「兵庫県尼崎市」編



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