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東京都千代田区外神田の神田明神に安置されている「石獅子」です。 |
千代田区指定有形民俗文化財 石獅子 指定:平成3(1991)年4月1日 平成3年12月千代田区教育委員会 |
名 称:石獅子 夫婦二頭
所有者:神田神社
本石獅子は、(千代田)区内に残る数少ない江戸期の石造物の一つであり、当時の庶民の信仰を知る上で貴重な資料です。
「武江年表」には「文久二(1862)年十一月両替屋仲間より神田社前へ、岩石を積み、石にて刻みし獅子の子落としの作り物を納む」とあり、江戸時代でも幕末期に製作されたと考えられます。
神社境内の獅子山に据えられていましたが、大正十二(1823)年の関東大震災により獅子山自体は崩壊しました。その際、子獅子は、紛失したものの、親獅子二頭は、保存され、再建された獅子山に据えられました。 |
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神田明神の資料によると
『獅子山に乗る石獅子は武州(=武蔵国の異称)下野の名工石切藤兵衛(別名・油売藤兵衛)が生涯でわずか三つしか造らなかったものの中の一つと伝えられ、三つの獅子は「坂東三獅子」として有名でした。
能の出し物「石橋(しゃっきょう)」にちなみ、親獅子が子獅子を谷底に突き落とし、はいあがってきた子をはじめてわが子とするという内容を造形化したものです。』と紹介しています。 |
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社殿右側に建立されている「明治天皇御臨幸記念碑」をみて撮影しようと思った時に、その隣にここで取り上げた「石獅子」の説明板に気がつきみると“千代田区指定有形民俗文化財”とありましたので、一緒に撮影しました。
この頁を編集しながら(わたしの)撮影の腕と云うものがないので、巧く撮影出来ていませんので、夫婦獅子という事がよくわからない画像でしたが編集しました。 |
13.10.21.裕・記編集 |