(池上本門寺)五重塔

  東京都大田区池上の池上本門寺に建てられている「五重塔」です。
池上本門寺は、日蓮聖人(1222-1282)入滅の霊跡で、日蓮宗の大本山として大堂(祖師堂)を中心に多くの伽藍を擁する寺院です。
池上本門寺の五重塔は、江戸幕府第二代将軍秀忠(1579-1632)が、乳母・正心院日幸(岡部局:1525-1613)の発願によって、1608(慶長13)年に建立した関東地方に現存する最古の仏塔建築です。
元は大堂の右手前に建てられていましたが、1703(元禄16)年現在地に移築されました。
塔は切石積み二重基壇上に建ち、規模は方三間(初層総間4.28m)、総高29.47mで、五重塔としては中規模のものです。
当初は本瓦葺屋根でしたが、後世に三層から五層の屋根は瓦棒銅板葺きに変更されています。初層の軒は和様の並行する繁垂木、二層以上は唐様の放射状に広がる扇垂木とした珍しい形式です。
心柱は初層天井上の梁から立ち上がり、初層内には須弥壇が設けられています。
構造上、中世から近世の塔の変遷を知る上で貴重な五重塔です。
1997-2001 (平成9-平成13)年に解体修理工事が行われ、鮮やかなベンガラ塗りの朱色の塔が蘇りました。
国重要文化財(建造物)として1911(明治44)年4月17日指定
事前に池上本門寺のweb siteなどをみて、せっかく訪れるのだからと見どころも下調べをしました。
そこで、第二次世界大戦時の空襲の惨禍をまぬがれたこの五重塔を知りましたので、拝見しなくてはと思っていた建物でした。
13.12.21.裕・記編集

13.09.15.撮影
東京都大田区池上1-1-1

13.09.15.撮影

13.09.15.撮影

13.09.15.撮影


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