(泉岳寺) 鏡恒夫作:澤木興道老師像

  東京都港区高輪の泉岳寺に建立されている「澤木興道老師像」です。
※像の作者は、鏡恒夫です。
  坐禪像 澤木興道老師
  題字「行佛威儀」澤木興道老師
  像作者 鏡恒夫先生(かがみつねお:1935-   )
  施工 浅草翠雲堂
平成元(1989)年3月春彼岸會
施主 石井 市三郎
澤木興道(さわき こうどう:1880-1965)
曹洞宗僧侶。三重県出身。幼少に両親を失い、養子(提灯屋に引き取られる)。
1898(明治31)年熊本県宗心寺住職・澤田興法にて得度。1900(明治33)年-1906(明治39)年兵役に服し、日露戦争に従軍。除隊後、法隆寺勧学院・佐伯定胤(1867-1952)について法相唯識を学ぶ。1912(大正元)年三重県松坂市 養泉寺僧堂・単頭(指導監督就任。1916(大正5)年丘宗潭(1860-1921)の命で熊本市大慈寺僧堂講師となり旧制第五高等学校生徒の参禅を指導。1922(大正11)年大慈寺を去り、熊本・大徹堂に入る。1923(大正12)年万日山に引越、移動叢林(いどうそうりん:全国の有縁の人達の処に出向いて無所得無所悟の純粋なる禅を指導すること)を始める。1935(昭和10)年駒澤大学教授、総持寺後堂職に就任。
1949(昭和24)年京都・安泰寺に「紫竹林参禅道場」を開く。1957(昭和32)年曹洞宗立僧堂師家に就任。
泉岳寺本堂横に建立されている銅像です。
作者がわかれば撮影しようと後ろに回ると作品プレート(上記)や坐禪像造立趣旨・板がありましたので、作者がわかりましたので撮影しました。
はじめにみた正面台座の作品題プレートがわたしは読めなかったのですが、作品プレートで「行佛威儀」である事もわかりました。
13.12.21.裕・記編集

13.09.15.撮影
東京都港区高輪2-11-1 泉岳寺

13.09.15.撮影
「行佛威儀」
道元禅師は正伝の仏法に於いては、行仏(≒修行によって仏性を得ること)こそが基本であり、行仏は必ず威儀(≒規律にかなった起居動作)を具足して、威儀の他に行仏はないことを示していると記しているそうです。

13.09.15.撮影

13.09.15.撮影
坐禪像造立趣旨・板



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