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丸亀市西平山町の太助灯籠広場に建立されている「水川浮沈子・句碑」です。 |
表面: |
廣重の 繪になる港 鯛が釣れ 浮沈子 |
裏面: |
浮沈子水川恒三略歴 丸亀商業会議所副会頭 丸亀市副議長 番傘川柳本社同人
昭和四十二(1967)年五月建之 |
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丸番川柳会は、1924(大正13)年水川浮沈子らによって創立されたそうです。 |
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(ふちんし)
浮沈子: |
俳号の“浮沈子”がわたしにはわかりませんでしたのでWikipediaをみました。
『パスカルの原理を利用した玩具。
容器を押したり離したりすることで、中にあるものが浮いたり沈んだりする。
醤油入れ(タレビン)とナット・ペットボトルの浮沈子が理科実験としてよく利用されるが、いろいろな材料を使った浮沈子が考えられています。』 |
パスカルの原理: |
1653年にブレーズ・パスカル(1623-1662)が発見。
密閉した容器内で静止している流体の一部に圧力を加えると、その圧力は同じ強さで流体のどの部分にも伝わるという原理。 |
(うたがわひろしげ)
歌川広重:
(1797-1858) |
江戸後期の浮世絵師。江戸の人。本名:安藤鉄蔵。歌川豊広(1773-1828)に師事。広重の名を与えられ、一遊斎・一幽斎などと号した。
叙情性と親しみやすさに富んだ風景画にすぐれ、代表作の「東海道五十三次」をはじめ、諸国風景や江戸名所を多数描いた。 |
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通称・太助燈籠を見に行った時、この灯篭の周りが広場(公園)として整備されていました。
その広場に建立されていた句碑でした。 |
国語力がないわたしにもこの句が読めましたので、川柳だなと思い碑裏面をみました。刻まれた文字が薄くなっていましたが、番傘川柳本社同人とありました。句の内容から丸亀港が見えるこの地(or近くの地)に昭和42(1967)年建立されたのを、平成元(1989)年の丸亀市制90周年事業で、この広場が整備された時に現在地に移されたのかなと思いましたが(詳しいことはわたしにはわかりません)。 |
14.03.12.裕・記編集 |