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丸亀市一番丁の丸亀城に建立されている「吉井勇歌碑」です。 |
吉井勇の歌碑 |
人麿の歌かしこしとおもひつゝ
海のかなたの沙弥島を見る 勇 |
昭和11(1936)年、招かれて高知から来た吉井勇は、このお城から東北の方、沙弥島(しゃみじま)を眺め、柿本人麻呂(生没年不詳:主作品は689-700)の歌を思い起こし、この歌を詠んだものです。
昭和24(1949)年の(丸亀市)市制五十周年を記念し、虚子の句碑とともにこの歌碑を建立しました。 |
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吉井勇(よしいいさむ:1886-1960) |
歌人・劇作家。東京の生まれ。早稲田大学中退。伯爵。
「明星」「スバル」(1909年創刊)によって相聞歌などを発表、また、芸人の世界を描いた独自の市井(しせい)劇で知られる。歌集「酒ほがひ」(1910)、「祇園歌集」「人間経」、戯曲「午後三時」「俳諧亭句楽の死」(1922)など。1948(昭和23)年歌会始選者、日本芸術院会員。
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丸亀城案内図ににここで取り上げた「吉井勇の歌碑」の紹介があったのでみてみようにと思ったのです。
吉井勇の歌碑は、尾道の“文学のこみち”に建立されている「千光寺の御堂へのぼる石段は わが旅よりも長かりしかな
」と刻まれた歌碑をみた事があるので、ここでもみようと思ったのです。 |
14.03.25.裕・記編集 |