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島根県邑智郡邑南町のJR口羽駅前に建立されている「三江線全通記念碑」です。
※2016年9月30日JR西日本は、三江線(江津〜三次駅間)の鉄道事業廃止届出書を国土交通大臣へ提出、廃止予定日を2018(平成30)年4月1日(日)としています。 |
昭和五十年八月三十一日全通
三江線全通記念碑
運輸大臣・勲一等 大橋武夫 書 |
碑銘
昭和36(1961)年代議士・恒松隆慶(1853-1920)氏が三江線建設の第一声を挙げられ爾来幾多諸先輩の並々ならぬ御盡力に依り父祖三代に亘る念願が叶い今日の完成を見るに至ったのであります
殊に村長片岡金六氏は全生命打込み努力せられ其の業績は衆目の認むる所であり次期村長高橋昇三氏も其の意志を継承し三江線期成同盟会副会長として献身的に東奔西走せられ御蔭を以て今日全通の喜びを迎えたのであります ここに我々は諸先輩の御功績に対し深甚なる敬意と感謝の誠を捧げ永遠に御恩徳を偲ぶため全村民に依りこの記念碑を建立した次第であります
発起者 羽須美村社会福祉協議会 羽須美村老人クラブ連合会 |
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1963(昭和38年)6月30日三江南線が式敷駅から延伸した際の終着駅として開業。
1975(昭和50)年8月31日口羽駅から三江北線・浜原駅までの区間が開業。
※江津駅-浜原駅-口羽駅-三次駅間が「三江線」となりました。
※信号関係工事が未完成で、口羽駅構内で線路未連結で全線直通列車はなく、乗換えが必要でした。
1978(昭和53)年3月30日(三江線)全線直通運転開始。
1987(昭和62)年4月1日国鉄分割民営化で西日本旅客鉄道の駅になりました。 |
この碑の碑文をみて、駅前建立の「片岡金六君頌徳碑」が三江線の建設に尽力された羽須美村村長だったことがわかりました。
1975年建立のこの碑を2013年撮影しました。撮影しながら、蒸気機関車の動輪やレール、手摺の鎖、周囲のネットフェンスなどのサビが間もなく三江線全通40周年を迎えよとしている過ぎ去っていった月日を物語っているように思ったわたしでした。 |
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JR浜原駅前にも「三江線全通記念」碑が建立されていることをこの頁を編集しているときに知りました。
2018年に三江線が廃線になることが決まりましたので、2017年になりましたが浜原駅前の「三江線全通記念」碑を撮影に行きました。三江線の廃線を追記しました。 |
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関連頁:(浜原駅前)「三江線全通記念」碑 |
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17.08.24.更新 14.01.21.裕・記編集 |