甘露山 妙用寺
  島根県邑智郡美郷町浜原に創建されている「甘露山・妙用寺」です。
妙用寺は、山号を甘露山といい、臨済宗東福寺派のお寺です。
開基は、14世紀南北朝期・邑智郡佐波荘・国人領主佐和実連の時と伝えられているそうです。
門前に建立の寺号石碑(最初の画像;平成13年建立)をみると現在十七世象嶽慈海(住職)と刻んでありますので、途中廃寺(or無住)の時代があり江戸期から再興されたのではないかと(わたしは)思いました。
臨済宗(りんざいしゅう)
禅宗の一派。開祖は唐の臨済義玄(?-866or867) 。のち楊岐(ようぎ)・黄竜(おうりゅう)二派に分かれた。鋭く厳しい宗風をもち、公案の工夫による修行を重視。
日本では鎌倉初期に入宋した明庵栄西(みようあんえいさい:1141-1215)が黄竜派の禅を伝えたのに始まる。その後の伝来は楊岐派の系統が圧倒的。鎌倉・室町時代に大いに興隆し、室町幕府は五山の制をつくって保護した。
東福寺派(とうふくじは)
1236(嘉禎2)年宋に渡り帰国した円爾(えんに:1202-1280)により京都で始まる。
本山は京都の東福寺。
戦国時代、毛利家の外交僧として活躍した安国寺恵瓊(えけい:?-1600)はこの宗派。
JR浜原駅前に建立されている「三江線全通記念」碑を撮影することを主目的に浜原地区にやってきたのです。
昼前に着いたのですが、帰りの便が17時まで無いのです。そこで美郷町観光協会発行「浜原へようこそ!」という観光案内をNetでみたので印刷して持ってきていました。
浜原大橋を撮影し、桂根八幡宮に参拝で訪れ持ってきた弁当を食べるかなと思ったのですが、日陰になるところがなく、次に予定していたここで取り上げた「妙用寺」を訪ねました。
山門をくぐり本堂前で手をあわせ頭を垂れた後、誰も会うこともなく、山門下に設置されていたベンチで持ってきた弁当を食べ、しばし涼み休憩してから撮影しました。
「島根県指定天然記念物之櫻」の花時は遠に過ぎていましたが撮影しました(別頁で編集します)。そしてその根際に建立の歌碑を撮影しこの頁の下段に編集しました。
17.09.03.裕・記編集

17.08.23.撮影
島根県邑智郡美郷町浜原460

17.08.23.撮影

17.08.23.撮影
本堂

17.08.23.撮影

17.08.23.撮影
(鐘楼門下のベンチで、持ってきた弁当をいただき、休憩させていただきました)
 妙用寺住職の歌碑
表面: この桜 里のほふ 山門とともに 永久に とゞけむ
                       甘露山 十七世 修道門誌
裏面: 昭和四十九(1974)年七月三十日建立 わかさの会
門前の平成13(2,001)年建立の寺号石碑の裏面をみると、『第十六世修道多門、第十七世象嶽慈海』とありますので、歌碑にある十七世修道門とは十六世修道多門師のことではと(わたしは)思いましたが。 

17.08.23.撮影
「妙用寺の桜」の根際に建立の歌碑

17.08.23.撮影

17.08.23.撮影

17.08.23.撮影
妙用寺の桜 と 山門(鐘楼門)



「(邑智郡)美郷町」編



(広島ぶらり散歩)
(甘露山)妙用寺
  妙用寺の桜


「島根ぶらり散歩」


inserted by FC2 system