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廿日市市宮島町の厳島神社境内に建立されている「諌鼓型燈籠(諌鼓鶏型燈籠)」です。
※燈籠の根際に小さな石柱があります。(遠くからは読めませんが)奉納者、奉納年月日が刻まれているのでは。 |
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「康頼燈籠」、「宇都宮丹靖句碑」を撮影するとき写っていた灯篭でした。
2006年天橋立智恩寺でみた「智恵の輪・石燈籠」の変形の燈籠かなと思っただけだったのです。
2018年播州赤穂に行った時、大石家家紋二つ巴をみたので、この灯篭の模様が三つ巴で陣太鼓の模様にもなっていると思ったのです。
灯篭の上は宝珠ではなく鶏かなと思ってNET検索していくうちに東京都神社庁の「諫鼓鶏」(下記)にであったのです。 |
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諫鼓(かんこ) |
昔の中国で君主に対して諫言(かんげん≒いさめること)しようとする民衆に打たせるために設けられた太鼓のことで、「鶏」は鶏鳴によって君主に善政を促し、人々を警醒(けいせい)する想像上の鶏です。
「諫鼓鶏(かんこどり)」とは、善政であるため諫鼓を鳴らす必要がなく、上に止まっている鳥も逃げないという意味です。 |
※閑古鳥(かんこどり)=カッコウの別名。〔季語:夏〕「うき我をさびしがらせよ閑古鳥」芭蕉 |
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2007年「宇都宮丹靖句碑」を撮影した時この写っていましたが、知恵の輪燈籠の変形した燈籠かなと思ったままだったのです。
2018年に播州赤穂に行ったこととも重なり、2015年撮影時の画像をみていたとき、大石内蔵助が打ち鳴らしたと伝わる陣太鼓を模した火袋だな、その上に載るのは宝珠ではなくニワトリかなと思ったことから「諌鼓鶏型燈籠」にたどり着きましたのでこの頁を編集しました。 |
関連頁:康頼燈籠 |
23.01.23.更新 18.10.22.裕・記編集 |