平山郁夫 陶壁画 「平和のキャラバン・東(太陽)
  中区中島町の広島平和記念資料館・東館1階壁に展示されている平山郁夫作品「平和のキャラバン・東(太陽)」を陶壁画にしたものです。
*2018年設置されていた説明板に気が付き追記しました。
平山郁夫(ひらやまいくお)(1930-2009)
広島県豊田郡瀬戸田町に生まれる。1952(昭和27)年東京美術学校を卒業。以後前田青邨 (1885-1977)に師事する。
1964(昭和39)年日本美術院同人となる。1996(平成8)年理事長となる。1973(昭和48)年東京芸大教授、1989(平成元)年学長。1998(平成10)年文化勲章受章。
仏教伝来の淵源を求め、さらに東西文明交流の跡を訪ねて中国、インドから中近東にまで足を伸ばし、その成果を端整で幻想的な一連の作品群として発表し続けた。
法隆寺金堂壁画の再現模写にも携わった。2000年奈良・薬師寺玄奘三蔵院に『大唐西域壁画』を完成させた。2009年12月2日脳梗塞のため死去。
平山郁夫は、1945(昭和20)年8月6日広島修道中学3年で、勤労動員中の広島市内陸軍兵器補給廠で被爆。
   平和のキャラバン・東(太陽)
冷戦時代の1985(昭和60)年、被爆した画家・平山郁夫は、東と西の人びとが困難な状況を乗り越えて歩み寄り、一つの平和な世界を築くという願いを込め、「平和のキャラバン」という絵を描きました。
ここに展示のモザイク画は、その絵をもとに、同(1985)年開催された国際科学技術博覧会の国連平和館で賛同者を募り、作られました。
2枚組の絵のうち「東(太陽)」が当平和記念資料館東館1階に、「西(月)」が国際会議場1階に展示されています。
モザイク画を構成する一つ一つのタイルには賛同者の名前が記されています。

18.09.19.撮影 
広島平和記念資料館東館に入ってすぐ1階ロビーに展示されています。2005年撮影してこの頁を編集しました。
2015年平和記念資料館・東館リニュアル工事中につき見ることができなかったのですが、2016年には仮囲いが撤去され見ることができるようになりました。
2014年度から行われていた平和記念資料館で、先にリニュアルされた東館でした。
2018年になって上記の説明板が作品前に設置されていました。今までわたしが知らなかった事柄の記述がありましたので追記し、この頁を更新しました。
18.12.03更新   05.02.09裕・編集

05.01.13撮影
広島市中区中島町1-2  広島平和記念資料館・東館1階  平和のキャラバン・東(太陽)

05.01.13撮影

11.05.21.撮影

12.08.27撮影
敬称は略しています



平和記念公園」編


広島平和記念資料館・東館



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「野外彫刻など」編


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