へいわのかね
平和の鐘
  中区中島町の平和記念公園に建立されている「平和の鐘」です。
※平和記念公園にはもう一つ平和の鐘があります。毎年、通称・平和記念式典で鳴らされる小さな鐘です。
建立日: 1964(昭和39)9月20日
建立者: 原爆被災者広島悲願結晶の会(会長:森戸辰男 前広島大学学長)

設計者: 香取正彦(1899-1988:鐘作りの重要無形文化財保持者)  
      口径≒1m、高さ=1.7m、重さ≒1.2t
鐘の表面には「世界は一つ」を象徴する、国境のない世界地図が浮き彫りにされています。
撞(ドウ=つき)座は、原水爆禁止の思いをこめて原子力マークにし、その反対側には、つく人の己の心を写し出す鏡が入れられているそうです。
鐘楼は、宇宙を表現したドーム型の屋根が4本の柱で支えられています。
鐘楼のぐるりには、幅2m、深さ80cmの池がめぐらされています。
残したい“日本の音風景100選”の鐘(環境庁選定)
平和記念公園を訪れた人が思い思いに打ち鳴らすこの鐘(鐘楼)と、平和祈念式典で打ち鳴らす鐘と、毎朝原爆投下時刻である8時15分に鳴る平和の時計塔とともに残したい“日本の音風景100選”の一つとして1996(平成8)年6月5日に選定されたものです。
平家物語を全部読んだことがないわたしですが、撞かれたこの平和の鐘の音を聞いた時、冒頭の部分を思い出す時があるのです。『祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響きあり、沙羅雙樹の花の色、盛者(じょうしゃ)必衰の理(ことわり)を顕す。驕れる者久しからず、ただ春の夢の如し。猛き人も遂には滅びぬ、偏(ひとえ)に風の前の塵(ちり)に同じ・・・・・』
2001年に撮影してこの頁を編集しました。2006年1月鐘の口径などを追記しました。
2015年久しぶりに撮影しましたので、再編集しました。
15.12.24.更新  15.01.24再編集   01.10.10裕・編集
関連頁 雪と平和の鐘     平和の鐘とイチョウ   平和の鐘周りの池の(大賀)ハス

01.10.05 撮影
広島市中区中島町1  平和記念公園

01.10.05 撮影

01.10.05 撮影

04.06.06撮影
「自己を知れ」  森戸辰男(1888-1984:原爆被災者広島悲願結晶の会・会長:前広島大学学長)

05.07.16.撮影
原爆被災者広島悲願結晶の會    撞座(つきざ)は、原水爆禁止の思いをこめて原子力マークです。

 03.09.16撮影
≒西北西方向からみました

 15.01.22.撮影
≒西南西方向からみました

 15.01.22.撮影
(元安川川向うの原爆ドームには健全度調査用足場が組まれています)

15.01.22.撮影

15.12.18.撮影
(親水護岸の一部)   大手町側から元安川越に「平和の鐘」をみました  (公衆便所)



平和記念公園」編



広島ぶらり散歩へ
(公園内の)平和の鐘
(東館展示の)平和の鐘
平和の時計塔
(広島銅合金鋳造会建立)平和の鐘
(広島女学院の)平和の鐘
(妙光寺・香取作の)平和の鐘


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