旧中島地区被爆遺構展示施設(仮称)新築工事2021年度

  中区中島町の平和記念公園(旧中島地区部分)で行われている「旧中島地区被爆遺構展示施設(仮称)新築工事」を取り上げました。
※旧中島地区の被爆遺構の一部に建屋(上屋)を設けて来園者に見学してもらう計画のようです(詳しい計画は下記で示した広島市の基本計画書を見てください)。
工事名: 旧中島地区被爆遺構展示施設(仮称)新築工事
工事場所: 広島平和記念資料館東館北側の緑地帯
工事期間: 令和3(2021)年7月28日〜
      令和4(2022)年3月10日
施工: (株)青木工務店
総工事費:  90,400,000円
発注課: 広島市都市整備局営繕部営繕課
広島市は、旧中島地区被爆遺構展示整備目的を次のようにいっています。
『・平和記念公園を訪れる人々に、この地がかつて広島市の中心的な繁華街であったこと、一発の原子爆弾により多くの人々の日常の営みが一瞬にして破壊し尽くされたことを分かりやすく伝えるために、名勝の価値や被爆遺構そのものを損なうことのないよう留意しながら、平和記念公園の地下にある旧中島地区の人々の暮らしの痕跡を被爆遺構としてその場で直接見て肌で感じることができるような展示を行う。
・原爆ドーム、平和記念公園レストハウス、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館、被爆遺構、広島平和記念資料館を一つの動線で結ばれた施設群とすることで回遊性を高める。
・被爆前の人々の暮らしぶりや被爆の痕跡を直接示す被爆遺構を、平和記念公園の新たな機能として位置付け、名勝指定理由の一つである「慰霊と平和希求の象徴的な場」としての価値をより一層高める』と。
広島市は「旧中島地区被爆遺構展示整備基本計画書」を公開しています。

“旧中島地区被爆遺構展示整備懇談会”での完成予想図
被爆遺構の内部展示物
 区分   展示物*特記以外・現物展示〕
住居跡 ・間口(石材列)
・土間
・焼土層(焼落ちた土壁・天井)
・燐家との境界(石材列)
*炭化材
〔炭化畳、炭化板材=レプリカ〕
天神町筋 ・アスファルト
・側溝
広島市市民局 平和推進課の公開資料を参照
〔展示施設新築工事・工事経過〕
9月2日 10月7日 11月16日
樹木伐採 仮囲・基礎 足場・内装
わたしはここの処毎年、被爆アオギリの四季を定点撮影していますので、2021年9月に被爆アオギリの後側緑地帯で原爆遺構展示施設の工事がはじまったことを知りました。
仮囲いで中が見えないので、中が見えるパネルを一枚取り付けれてくれるとのぞき込むこともないのにと思うのです。
1兆円を超える市債という大借金自治体・広島市が被爆都市というだけで九千万円余りを掛けて行わなければならない工事だったのか(と計画の理屈をこね回されても)一般市民が思う中、有識者を集めて懇談会で検討したとしてこの被爆展示施設工事にかかることになったのだろうと思います。(しかし、建物を造ればランニングコストというこの展示施設を継続していく費用というものがかかってくるを忘れてはならないのです)。
というものの、‘見学者に平和の心を広げる施設になる’のであれば被爆都市の市民として本望であるとの賛同を呼ぶことは間違いないのだろうと工事中考えながらそして完成後も見ていきたいとわたしは思っています。
ここでは、被爆アオギリを撮影しようと毎月行ったとき、この新築工事の工事経過も撮影していこうと思っていますので、この頁を編集することにしました。
21.11.18.更新   21.10.11.裕・記編集
2021年11月16日
11月16日(火)12時頃薄曇りでした。
昼食時間でしたのでこの工事南側の緑地帯(民放の森)では修学旅行の沢山の中学生がお弁当を食べていました
工事も昼休みだったようで工事用車輌が出入りすることは無かったのですが、コロナで閑散としていた時期とは違い、工事用車両と観光客との事故がないようにと思わずには居られませんでした。
(上記完成予想図から)平屋建屋の骨組・外壁工事が既に終わり、内装に移り断熱工事(断熱材吹付工事?)中のようでした。
仮囲いの外からしか見えませんが、平屋にしては外部足場は2階建用と思える高さでしたが。

21.11.16.撮影
作業予定お知らせ板で、内装工事になっていることがわかりました

21.11.16.撮影
手前:峠三吉詩碑              (≒西側から外部足場をみました)

21.11.16.撮影
平屋の建屋にしては高い足場と思いました(台風の季節ではないので大丈夫でしょうが)

21.11.16.撮影

21.11.16.撮影
2021年10月7日
10月7日(木)11時半頃で晴れていました。
9月30日にコロナに対する緊急事態が終了しましたが、平和記念公園は閑散としていました。
仮囲いが設置され、工事看板などが取り付けられていました。
まだ基礎工事がはじまったばかりのようでしたが、どういう作業をしているかはわかりませんでした。

21.10.07.撮影
被爆アオギリの後側に仮囲いがみえました

21.10.07.撮影
試掘時に比べ大きい面積を囲っているパネル式仮囲いでした

21.10.07.撮影
仮囲いに取り付けられている工事関係看類板

21.10.07.撮影

21.10.07.撮影
(労災保険関係成立票で工期を確認しました) (近隣の人ではありませんが)基礎工事中 

21.10.07.撮影
仮囲いパネル上に腕を伸ばし中を写しました(巧い具合には撮影できませんでした)

21.10.07.撮影
2021年9月2日
撮影したのは、9月2日(木)12時前で雨の日でした。
2021年9月3日中國新聞報道で、
『広島市は9月2日、現在の平和記念公園一帯に位置し、米軍の原爆投下で壊滅した旧中島地区の被爆遺構を公開する展示施設の整備に着工した。
2022(令和4)年3月完成させ公開を予定し、被爆前の街並みや原爆被害の実態を伝える。
原爆資料館東館北側緑地帯に約80uの平屋を建て、2019年の発掘調査で見つかった焼け落ちた建物の土壁の実物や炭化した畳のレプリカなどを展示する計画で、この日は、業者の作業員が建設予定地にある樹木2本を伐採するため、枝を落とした。
広島市は2021年度当初予算に整備費約1億2900万円を計上した。
稲田亜由美・市被爆体験継承担当課長は「遺構の展示を通じて中島地区の人々の暮らしを奪った原爆の悲惨さを伝えたい」としている。』との水川恭輔記者の記事で知りました。

21.09.02.撮影
被爆アオギリの後側では作業をしている物音が(閑散な中で)響いていました

21.09.02.撮影
被爆75年記念事業の被爆遺構展示への事前の樹木伐採作業中でした



平和記念公園」編



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