(2016年春まで休止中の)地球平和監視時計

  広島平和記念資料館・東館は、2014(平成26)年夏(8月6日・原爆忌以降)から2016(平成28)年春のリニュアルオープンまで、改修工事の為一部を閉館しています。
ここで取り上げた地球平和監視時計が設置されている1階ロビーの部分は閉館処置が取られ、電源も切られ、時計は養生されています。
2016年5月24日平和記念公園に行った時、この“地球平和監視時計”の回りの養生が撤去され、動いているところをみましたので、予定通りでしょうか、2016年春動くようになっていました。
※2016年1月6日北朝鮮の地下核実験がありましたので、新しい数字になっていました。
『2014年11月4日にわかった、9月4日と10月3日の2 回実施した米国の新型核実験に対し、松井一実・広島市長と湯崎英彦・広島県知事は11月4日、オバマ米大統領宛てに抗議文を送った。』ことを報道で(わたしは)知りました。
その新型核実験に合わせるように、地球平和監視時計の刻んでいた最後の核実験からの数字が更新されていることだろうと、11月18日になりましたが、訪ねました。
上記のように、改修中で、養生された地球平和監視時計でした(下画像)。

米国は、新型核実験(核兵器性能実験)は包括的核実験禁止条約(CTBT)の対象外との主張をしていますが、核兵器廃絶を願って設置されているこの地球平和監視時計の趣旨から、平和記念資料館では、新型核実験もいままでも最後の核実験の日からの数字をリセットしていました。
平和記念資料館総合案内所で、数字のリセットについて(わたしは)尋ねました。
「2016年春のリニュアルオープンまでは、如何ともし難く、リニュアルオープン時にその間に核実験がなければ2014年10月3日からの日数(数字)にセットされる事だろう」と云うことでした。
監視時計の根際に説明板があり
『・・・一番上の歯車の回転数(毎分100回転)が、地球の危機的状況の深刻化により早く回転し、固定されている一番下の歯車に達したとき、装置そのものも自壊するという発想で制作したものです。』とあります。
この監視時計をわたしが簡単に考えていた仮移設しての展示をという提案には無理があることがわかりました。
つまり、仮移動と云っても床面に固定された一番下の歯車があることから床面も一緒にハツリ取りる等の処置も必要となり、簡単に監視時計本体だけを仮移設ということができないことを、関係者の方より伺いました。
(床に固定された歯車をズバリ撮影した画像ではありませんが、参考にわたしが過去に撮影した画像を最下段に付けました)
東館の改修工事中とはいえ、常に地球上の(核に関する)平和監視に休止は許されないことと(わたしは)思いますので、(余分な費用がかかりますが)国際会議場の建物など他の場所に仮移設して動かせなかったのかと、(わずかな市税しか納めていないわたしですが)残念な思いでこの頁を編集しました。
仮移設されなかったのは残念とこの頁でわたしは書いていますが、
関係者の方に伺うと、監視時計本体だけを簡単に移せただろうと思っていたわたしの考えが間違っていたことを(上記のような事を)教えていただきました。
費用も少なく簡単に移す事ができないことから(大がかりな段取りで費用を使えばできなくはないのでしょうが)配慮が足りなかったわたしの発言だと思いましたので(休止中の理由の一端を添えて)追記しました。
2016年5月24日この地球平和監視時計が動いていましたので、この頁の役割は終わりましたが、動いている画像を加えて更新しました。
16.05.27.更新    15.03.27追記   14.11.22.裕・記編集

16.05.24.撮影
広島市中区中島町1 広島平和記念資料館東館  (1階ロビー改造前とは展示がわかっています)

14.11.18撮影
広島市中区中島町1 平和記念公園内広島平和記念資料館東館(1階ロビー閉館部分)

14.11.18撮影
休止中で養生されている地球平和監視時計を館外(南側)から撮影しました
休止前の地球平和監視時計

13.02.14.撮影
休止前の地球平和監視時計を館外(南側)から撮影したものです
動いていた時の地球平和監視時計の足元

02.03.30.撮影

12.01.12.撮影
 説明板と監視時計 館外から監視時計の足もとをみた処です



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