ローマ法王ヨハネパウロ二世平和へのメッセージ(のファイル)

  中区中島町の広島平和記念資料館本館に展示されている「ローマ法王ヨハネパウロ二世平和へのメッセージ(複製品)」です。
ローマ法王ヨハネパウロ二世平和へのメッセージ
God's hope is “one of peace, not one of pain.”
   (Signature)  February 25,1981
「私の思いは平和の思いであって、苦痛の思いではない」と神はいわれる
(署名)      1981年2月25日
ヨハネパウロ2世  (Karol Josef Wojtyla:1920-2005)
 ポーランドのクラークフ出身 、1978年10月16日17時15分コン クラーベの結果法王に選出されました。
1946年10月に助祭に任命され、11月に司祭。そしてロー マに留学。さらに1948年Jagiellonian大学の神学修士の学位を取得。1960年 クラークフの司教補、1963年参事代理となり1966年クラークフ司教。1968年任枢機卿。
日本には、1981(昭和56)年2月に来訪、2月25日広島を訪れ、全世界に向けて平和アピールを発しました。
1981年5月13日トルコ人アリ・アジャが法王 を狙撃、4時間余の大手術で回復。 1986年ユダヤ教の教会をキリスト教史上初めて訪問、1993年イスラエルとバチカンの国交が樹立。また英国国教会とも 1989年ロバート・ランシー・カンタベリー大司教との会談が実現。キリスト生誕2000年を祝う「大聖年」を主宰し、分裂したキリスト教会の和解や異宗教との対話に力を入れていました。2005(平成17)年4月2日午後9時37分(日本時間3日午前4時37分)死去。
2011(平成23)年5月1日「福者」に叙する列福式が、バチカンのサンピエトロ大聖堂で行われました。
2014年4月27日に列聖式が執り行われました(前年7月2日聖人になる条件である二つ目の「奇跡」が認められ)。
*福者(ふくしゃ):カトリック教会で、死後、その聖徳を認められた者に対して、教会より贈られる敬称。また、それを受けた人。
*死後9年25日での列聖は、近年では最速の記録だそうです。
1981(昭和56)年2月25日ここ平和記念公園から世界に向けてローマ法王ヨハネパウロ二世が発した“平和アピール”『戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命を奪います。戦争は死そのものです。過去を振り返ることは、将来に対する責任をになうことです。ヒロシマを考えることは、核戦争を拒否することです。ヒロシマを考えることは、平和に対しての責任をとることです。・・・・』という平和アピールはみなさん何かの機会に聞かれたか目に触れられたことでしょう。
ここで取り上げた「平和へのメッセージ」は、広島平和記念資料館(通称・原爆資料館)を見学した多くの著名人も、平和へのメッセージを記帳し残しています。
わたしは2013年(資料展示を)見学した後、本館2階北側の廊下(休憩所にもなっています)で、著名人の平和メッセージがファイルになっているのに気が付きみました。
そのファイルには多くの著名人が平和へのメッセージを残していましたが、ここで取り上げたローマー法王・ヨハネパウロ二世の“平和へのメッセージ”がありましたので、頁を編集しようと撮影しました。
1959(昭和34)年平和記念公園を訪れているエルネスト・ゲバラ(通称:チェ・ゲバラ:1928-1967)の平和へのメッセージがファイルの中にないかとみたからなのですが、ゲバラのファイルはないようでした。
13.04.17. 裕・記編集
広島市中区中島町1 広島平和記念資料館本館(2階北側廊下)に展示

13.04.08.撮影
ローマ法王ヨハネパウロ二世平和へのメッセージのファイル 館内見学中のローマ法王 写真提供:中国新聞社



平和祈念関連碑等建立地一覧


広島平和記念資料館



広島ぶらり散歩へ
ローマ法王平和アピール碑
  ローマ法王平和へのメッセージ


平和記念公園」編


inserted by FC2 system