保存工事第3回が始まった原爆ドーム(2002年)

  中区大手町の平和記念公園・原爆ドームの「現状維持工事(2002年)」についてこの頁で取り上げました。
※工事看板には「現状維持工事」とありましたが、広島市公園整備課の資料では「保存工事題3回」としています。
2002年12月この頁を編集した時は工事看板にあった「現状維持工事(2002年)」として編集しました。
2020年報道で原爆ドーム保存工事(第5回)が始まったことを知りました(ので)。広島市のweb siteをみるとここで取り上げた工事は「原爆ドーム保存工事(第3回)」とありましたので、いまになりましたが標題を変更しました。
第3回保存工事 平成14(2002)年10月〜平成15(2003)年3月
主に雨水による劣化要因の軽減
?雨水対策
  (壁天端、窓台、ドーム下内壁、旧倉庫、地下室)
?補強鋼材の塗装
?旧倉庫天井スラブに対する保存措置
“平成11(1999)年三月策定の「史跡原爆ドーム保存整備計画」にもとづき、学識経験者で構成する史跡原爆ドーム保存技術指導委員会の指導・助言をもとに具体的な現状維持工事の内容を決定してこの度の、主に漏水による劣化要因を軽減する事を目的として過去の保存工事で施工された補修材の劣化防止を中心に行う”といっています。
現状維持工事とうたっていることからも解かるように完全な保存は難しいと建築屋の端くれであった私は思っているのです。建物(原爆ドーム)の保存は重要ではないという事を言おうとしているのではないのです。わたしは人々の‘心の中に平和の心’を築く事こそが重要と思っているからです。
中尊寺ではないが保存用の器(上屋)をつくろうなんて論議にならないようにと思うのです。
20.10.02.改題   03.01.10.更新  02.12.08裕・記編集
   関連頁:保存工事(第3回)始まる  工事用足場組中   施工後詳細

03.01.05撮影
原爆ドーム現状維持(保存工事)工事概要
02.12.05撮影
1 壁天端に対する保存措置
2 窓台に対する保存措置
3 旧倉庫天井スラブに対する保存措置
4 旧倉庫の陸屋根に対する保存措置
5 旧倉庫に対する保存措置
6 煉瓦壁体に対する保存措置
7 内壁に対する保存措置
8 鉄材に対する保存措置
9 地下室に対する保存措置
大掛かりな保存工事は1967、1989に次いで三度目の工事になるという

03.01.05撮影
広島市中区大手町1-10
現状維持工事用の足場にも雪が積っていました

02.10.09撮影
南側は見学の為か透明板での仮囲い

02.10.09撮影
北西方向から(電車道を越えて球場側から)見る原爆ドーム)

02.10.09撮影
北面は普通の仮囲い



「原爆ドームの四季」編



広島ぶらり散歩
「原爆ドーム」編


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