|
西区草津本町の教専寺に建立されている「護法」碑です。 |
1945(昭和20)年8月6日、天神町にあった教念寺へ出かけていた教専寺の総代世話係12人と役僧1人が原爆の犠牲になったそうで、その方々の功績を讃え、供養する碑としてこの護法之碑が建立されたそうです。 |
昭和20(1945)年8月6日の朝わが教専寺総代世話係12名が、本尊御宮殿及び須彌壇の御迎えに、当時の(広島)市内天神町教念寺へ出向かれ、爆心地より620米の現地で、原爆によって一瞬の中に全員殉死されたのである。
ここに、親鸞聖人直筆の教行信證阪東本より護法の文字を頂き、護法之碑を建立し12名の功績を讃えると共に、開基より400数年にわたる総代世話係の御苦労に謝意を表すものである。 |
昭和38(1963)年11月23日 第十六世住職 故選一法 |
|
|
|
(ごほう)
護法: |
1)仏法を守護すること。
2)仏法を守護する鬼神。護法神。護法天童・護法善神など。 |
(きょうぎょうしんしょう)
教行信証: |
浄土真宗の教義を記した書。浄土真宗の根本聖典。
教・行・信・証・真仏土・化身土の六巻。親鸞著。
13世紀前半の成立で、正しくは「顕浄土真実教行証文類」という。 |
|
以前の交流ウォークなどで訪ねたときにはまだこの碑のことは知らなかったのです。
2007年資料で建立されていることを知りましたので訪ねてみなくてはと思ったのです。ただ、建立場所がわからないかなと思っていたら、本堂の前・横という、お寺に立ち寄った方がすぐわかる処に建立されていました。頭を垂れ撮影し、この頁を編集しました。 |
2015年久しぶりに訪ねた教専寺でした。この「護法之碑」の周りがすっきりしているのが遠くからわかりました。
近づきみるとバリアフリー用のスロープが護法之碑の横に新設された事で、碑の周りが整備されたようでした。
身障者にも対応した優しいお寺の設備とこの護法之碑が並んでいる事に(わたしは)このお寺の温かい心の一端をみたように思いました。 |
15.08.25.再編集 07.06.24裕・記編集 |