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廿日市市市原の極楽寺に建立されている「(極楽寺)折鶴観音」像です。 |
碑銘 1986(昭和61)年4月吉日 折鶴観音像建立の会 |
地球上初めての原子爆弾が投下され、第二次世界大戦の終結から40年の歳月が流れました。戦争の犠牲と反省の上に築かれた平和は半世の間繁栄をもたらしましたが今や風化されようとしています。
人類の滅亡に導く核戦争の脅威は増幅し、核軍拡競争は止まることを知りません。今こそ、人類と核とは共存し得ないことを知らなければなりません。
今日の平和は、先の戦争による多くの犠牲者の上にあることを忘れず、かけがえのない「平和」の遺産を子や孫に引き継ぐことが現代に生きる私たちのなすべき最も大きな責務と考えます。一人ひとりの平和を願う気持ちを結集して、ここに折鶴観音像を建立しました。
この像に接する人々が、平和の大切さを呼びおこし、平和を祈願し、平和を誓い、平和を学び、平和を守り、平和を継承して欲しいと願うものです。なおこの折鶴観音像は多くの人々が平和の願いを込めて、廃材を集め、浄財にかえて建立したものです。 |
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交流ウォークの増田先生と藤井先生が極楽寺に行かれるということで、今回ご一緒させていただいたのです。
事前に資料を見て、原爆関連の慰霊碑、この「折鶴観音像」が建立されていることを知りましたので、極楽寺に行った時はぜひ拝見しなくてはと思っていたのです。紅葉の中で碑銘文の重さがわたしの心をとらえていました。 |
09.01.01裕・記編集 |
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08.11.17撮影 |
廿日市市市原2180 極楽寺 |
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折鶴観音 |
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08.11.17撮影 |
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08.11.17撮影 |
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