|
| 安芸郡坂町北新浜の北新地運動公園に建立されている「坂町原爆犠牲者追悼碑」です。 |
| 安芸郡坂町北新浜の北新地運動公園に1995（平成7）年建立された「坂町原爆犠牲者追悼碑」です。 |
第二次大戦が終局を迎えようとする昭和20（1945）年8月6日広島に、8月9日に長崎に人類史上初の原子爆弾が（米軍によって）投下され市内は一瞬にして焦土と化し広島では20数万人の尊い生命が奪われました。
黒ごげの屍の山、眼球や内臓のとびだしたむごたらしい死体、焼けこげた満員電車、倒れた家の下敷きとなり、生きながら焼死した人達、焼けただれ、垂れ下った皮膚で右往左往する人々等、この世の出来ごととは思えない無惨な光景でした。
坂町でも建物疎開や学徒動員などで出動された人のうち死没された方が約190名にも及び、また学校や寺院などの臨時救護所には負傷者が次々と収容されたくさんの方が亡くなられました。 |
 |
| 坂町でも被爆五十周年を迎えるにあたり、犠牲者の追悼と、人類とは共存できない核兵器の廃絶、そしてニ度と被爆者をつくらない決意を後世に伝え、世界平和を祈念してこの碑を建立する。 |
| 1995（平成7）年5月 坂町原爆被害者の会 |
|
資料に、坂町B&G海洋センターの前にこの「坂町原爆犠牲者追悼碑」が建立されている事が紹介されていましたので、以前より知っていましたが、訪ね、頭を垂れ撮影したのは、2010年になりました。
現在、坂町B&G海洋センターを含めて周囲が北新地運動公園として整備されたようでした。平成の大合併においても安芸郡坂町として単独町制を維持し、「非核宣言の町・平和を愛するまち坂町」の縦看板がこの「坂町原爆犠牲者追悼碑」を見守っているようでした。 |
| 10.06.27 裕・記編集 |
|
