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安佐北区安佐町小河内(おがうち)に建立されている「小河内村戦捷紀念碑」です。
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(大正天皇)御大典記念として建立されたようです。
揮毫者・小原傳は(当時)第五師団長だったことで揮毫を依頼したのでしょう。 |
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(正面) |
戦捷紀念碑
陸軍中將 小原傳書
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(側面) |
大正五年拾月壱日建之
帝國在郷軍人會小河内村分會 |
大正5年=1916年 |
(裏面) |
(裏にもお名前が刻まれているようでしたが、わたしには読めませんでした) |
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(側面) |
日露戰死者 陸軍歩兵上等兵勲七等功七級 上西嘉一君
陸軍歩兵上等兵勲八等 渡辺俉八君
同戰病死者 陸軍輜重輪卒勲八等 寺本重藏君 |
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小原伝 (おはら つとう;1862-1928)
明治-大正時代の軍人。伊予(いよ:愛媛県)出身。陸軍大学校(5期)卒。
ドイツ公使館付武官などをへて,日露戦争では第十二師団参謀長として出征。1914(大正3)年中将、,翌(1915)年第五師団長となった。 |
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※ |
1889 |
明治22年4月1日 |
市町村制施行時、沼田郡小河内村。 |
1898 |
明治31年10月1日 |
高宮郡+沼田郡=安佐郡となり安佐郡小河内村となりました。 |
1955 |
昭和30年3月31日 |
飯室村+小河内村+久地村+鈴張村+日浦村=安佐町 |
1971 |
昭和46年5月20日 |
安佐郡安佐町は、広島市へ編入消滅しました。 |
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広島市の資料(地図)にある小河内郵便局を目標建物として(旧)小河内村戦没者慰霊碑を訪ねました。
近くにきて歩いて地図が示す位置附近を探しましたがわからず、たまたま農作業でおられた方に原爆関連の慰霊碑が建立されていると知り訪ねたのですがわからずうろうろしているのですと云ったのですが、原爆関連の慰霊碑?と云われましたので、小河内村の忠魂碑の建立場所をご存じありませんかと尋ねたのです。
現在の小河内郵便局の200mくらい先、川側に小公園がありその傍に建立されていますと作業の手を止め懇切丁寧に教えていただきましたので、県道38号に戻り、先に車を進めすぐにわかりました。
わたしが尋ねた小河内村忠魂碑の名称ではなくここで取り上げた「(小河内村)戦捷紀念碑」でした。 |
16.09.10.裕・記編集 |