(修復完了の)堀川町原爆慰霊碑

  中区新天地に建立されている“堀川町原爆慰霊碑”に対して「横転破損した事件」取り上げていました。
※事件は2008年7月に起こり、10月に修復されましたので、この頁では修復された碑を取り上げました。
『・・・広島東署によると、7月25日午前1時ごろ「石碑が倒れている」と通行人が交番に届けた。歩道上に設置した石碑が台座から倒され、中央部分が縦15cm、横13cm欠けているのを署員が確認。直前に男数人が石碑に乗っていたとの目撃情報もある。。』と2008年7月30日昼のNHKローカルニュースで堀川町の原爆慰霊碑倒され破損したことを知りました。
その後慰霊碑が(修復をするため)現場には無くなっていましたが、(2008年)10月18日交流ウォークの時にみることができないかもしれないと思っていたのですが、交流ウォーク当日の中國新聞に「慰霊碑もう壊さないで 堀川町本通会が修復」との見出しの記事があり10月17日(金)に慰霊碑の修復が終わり本来の場所に戻され、原爆で亡くなった方々の追悼法要が営まれた事を知りました。
修復工事は、欠けた石碑表面を3cmそぎ落とし、碑文を彫り直されました。また、(今までのゲタ式の台座から)転倒防止のため(一石の大きな御影石の)台座が新設されました。
犯人はいまだ名乗り出ていません、修復費用約80万円は堀川町本通会町内会費の積立金を充てたそうです。交流ウォークのコースに入っていましたので、その時みたのですが、終わってから改めて立寄り撮影しました。
08.10.24裕・記編集

08.10.18.撮影
広島市中区新天地1-25

08.10.18.撮影

08.10.18.撮影
台座が大きく転げにくくなっていました

08.10.18.撮影

08.10.18.撮影
傷ついた表面を3cm削り新しく碑文が彫りこまれています、裏面の消えかかった文字に新しく墨入れされていました
「無求生以害仁、有殺身以成仁」(生きることを望んで仁徳を壊すことはなく、自身の身を殺して仁徳を完成する)
孔子(前551-前479:儒教の祖)が「殺身以成仁(命を賭けて人の道を守る)」をする機会がなかったため、謙虚に云ったということだそうです。
交流ウォーク時に質問を受けました「指している位置は爆心地方向と違うのでは?」
こう答えました「若干方向性は違っているようにわたしも思いますが、爆心地から水平約750mくらいのこの地点ですが、上空約600mで原爆が炸裂したということから爆心を指していると解釈できるのではないのでしょうか」と。



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