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南区皆実町の皆実小学校に建立されている「不動心・碑 (広島県師範学校跡・碑)」です。 |
明治後期から昭和前半期に(皆実小学校の北西側に隣接して)広島県師範学校がありました。
その跡地であることを示す石碑が1966(昭和61)年に建立されています。 |
此の地點は母校運動場南端。明治三十四(1901)年下中町からこの地へ 移轉。昭和十六(1941)年までの間四十年、卒業生五千餘名。縁の者、往時を偲び不動心碑を建立する。
不動心はここに學ぶ者の傳統的精神であった。なお碑文は、かって母校に在った端艇記念碑から模寫した。
昭和六十一(1966)年十一月三日 廣島縣師範學校卒業生 |
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不動心(ふどうしん) |
他によって動かされることのない心。動揺することのない精神。 |
端艇(たんてい) |
小舟。ボート。 |
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1874 |
明治7年2月19日 |
官立広島師範学校設置 |
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1877 |
明治10年3月7日 |
広島県師範学校(旧広島県公立師範学校から)改称 |
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1879 |
明治12年9月10日 |
広島県広島師範学校に改称。 |
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1898 |
明治31年4月1日 |
広島県師範学校に改称 |
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1901 |
明治34年7月21日 |
(当時)皆実村に校舎新築移転 |
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1941 |
昭和16年9月15日 |
東雲町の新築校舎に移転 |
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1945 |
昭和20年8月6日 |
原爆により校舎が破損 |
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1949 |
昭和24年5月3日 |
(国立学校設置法で)広島大学広島師範学校に改称 |
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1951 |
昭和26年3月31日 |
(全学生卒業で)廃校 |
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2015年久しぶりに“皆実小学校原爆関連の慰霊碑”を訪ね、教頭先生に立ち合い案内していただいた時、この「不動心碑」についても概要の説明をしていただきましたので、撮影してこの頁を編集しました。
話を伺いながら、教頭先生は広島大学東雲キャンパスで学ばれたのかもしれないな~と思いました。
2020年久しぶりに学校を訪ねましたので、この碑(不動心)の位置関係がわかるような構図で撮影しました。また、広島県の旧字表記を間違っていましたので訂正しました。懸→縣です。 |
20.12.28.更新 15.10.06.裕・記編集 |