(古川の)大正橋

  安佐南区東原1丁目と西原7丁目を結び古川に架かる「大正橋」です。
大正橋はもと浄玄寺橋といわれ、明治末期までは幅1尺(=10/33m≒30.303cm)位の舟板で架けられていました。夏季には帆掛け舟が通るために橋板の一部を取り除いて舟が上下したそうです。
大正の初期に幅6尺位の木橋が架けられた大正橋と呼ぶようになりました。
1926(昭和初)年橋脚だけ鉄筋コンクリートとし、次いで1928(昭和3)年幅員3m、橋長40mの鉄筋コンクリート永久橋に架け替えられました。この橋は、1965(昭和40)年7月の大洪水で一部が破損しました。
(広島)県費で1967(昭和42)年に架け替えられました。
現在の大正橋は、2つの橋脚がある3径間の橋で、中央が2車線車道で両側に歩道があります。
1973(昭和48) 年1月竣功橋ということが、手摺に取付けてある竣工板でわかります。
   橋桁に取り付けてある竣工板は次のようになっています
大正橋    1973年1月     中国地方建設局
道示(1964)ニ等橋   製作:トピー工業株式会社
材質:SS41 . SM50Y

*1973年=昭和48年
*1964年=昭和39年
* 古川は、太田川水系の支流で1級河川です。
安佐南区の高瀬大橋(八木2丁目)北詰から太田川と分岐して、祇園町西原地区で本流(太田川)と合流します。流長7.2km。1930(昭和5)年5月河川法の施行を受けています。途中で東流する安川と合流します。
1607(慶長12)年太田川は(洪水で)流路変更が行われ、当流路から高宮郡中筋古市・東野両忖と小田・矢口両忖の間を割る新川が誕生しました。それ以来旧流路として現名称・古川が誕生しました。
太田川水系の猿猴川にも大正橋があります。
2008年安佐南区をぶらり散歩するので、地図を見ていると、ここ古川にも大正橋があることを知ったのです。
2013年になりましたが、古川に架かる橋を取り上げようと(わたしは)この橋をはじめて渡りはじめて撮影しました。
資料にこの大正橋について記述がありましたので追記しました。
13.04.12更新     13.01.24.裕・記編集

13.01.19.撮影
広島市安佐南区東原1丁目と西原7丁目を結ぶ大正橋を≒北西より見ました

13.01.19.撮影

13.01.19.撮影
大正橋ぼプレート 竣工プレートと落橋防止部材

13.01.19.撮影
地震時に落橋防止のために橋桁に落橋防止部材が取り付けられています(塗装が新しい処)

13.01.19.撮影

13.01.19.撮影



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