(古川の)松原橋

  安佐南区中筋1丁目と古市1丁目を結び古川に架かる「松原橋」です。
1つの橋脚がある2径間で、連続鈑桁橋です。
手摺に取り付けてある竣工板で現在の橋は1982(昭和57)年12月竣工したということがわかりました。
* NETで友になった安佐南区中筋の“こはだ歯科医院”副院長先生が2010年6月にこの松原橋と原爆についての事をブログで記事にされていたのです。
『被爆後何とかこの方面までこられた方も、最初の3日間でほとんどの方が亡くなり、約150人位を、最終的には1,000人はこの松原橋の下で焼いたそうです。この河原の地面に穴を掘って・・・』という記事だったのです。わたしには忘れえない記事だったのです。
* 広島原爆戦災誌によると
『古市町大字古市の櫻鳴国民学校(現在・広島市立古市小学校)に収容所、開設午前9時を過ぎたころから正午までに実に1,560人の避難者を受け付けた。』とあり、『櫻鳴国民学校:収容者584人、死体の埋火葬数115人、埋火葬場所:古川河原、収容所閉鎖9月30日』とあります。
現在の松原橋付近からは想像だにしえない状況が1945(昭和20)年8月6日から起こっていた事は、次の時代にも伝えられていかなければならないこととわたしは思っていますのでこの松原橋の頁に記しました。
安佐南区区政振興課発行「あさみなみ散策マップ:古市ルート」を参考に2009年この地区をはじめて散策しました。その時、安佐南区役所から安佐南区区民文化センターに行く時、(わたしは)はじめて渡った橋がこの松原橋でした。
それ以来何度か渡りましたが2012年になってはじめて撮影していました。
 13.01.27.裕・記編集

12.09.01.撮影
広島市安佐南区中筋1丁目と古市1丁目を結ぶ松原橋を≒北東よりみました  (画像左側建物が区民文化センターです)

12.09.01.撮影
松原橋の名板 竣工 昭和57(1982)年12月

12.09.01.撮影

12.09.01.撮影
松原橋西詰北側に設置されている「古川水鳥緑道」の説明板
「あさみなみ散策マップ:古市ルート」によると“古川水鳥緑道”について
古川は、市街地を流れる河川でありながら良好な環境が保たれており、カワセミ、マガモ、アオサギなど約20種もの水鳥が飛来する貴重な空間です。古川水鳥緑道は、これらの自然を生かして、散策や自然観察の場として活用できるよう、あずまややベンチ、動植物の解説板などが設けられています。』と云っています。
ただ、(2013年)現在動植物の解説板は(多くが)日焼けして見えにくくなっており解説板の役割を果たしているものは少なくなっています。



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