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広島市東区牛田本町の二又橋西詰(土手下)にある「被爆したシダレヤナギ」です。
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2023年4月現在、伐採され根元(切り株)だけになっています。
(もうひこばえ等でも復活することはないように思いました) |
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このシダレヤナギは、2017年に被爆樹木として登録されたそうですが、撮影した2018年12月現在被爆樹木標識は付いていせんでした。 |
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被爆樹木 シダレヤナギ
A-bombed Trees Weeping willow (Salix babylonica)
爆心地から2,050m
高さ5mほどのシダレヤナギです。
被爆前は近所の子どもたちがセミを捕るためにこのシダレヤナギに登っていたそうです。 |
*上記は、被爆樹木標識がありませんでしたので、広島市の被爆樹木リストの説明文を参照しました。 |
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4月初めでしたか、この近く牛田早稲田の実家で幼児の時に被爆した兄に、京橋川沿いにあった被爆シダレヤナギなどが伐採されていると聞いたのです。4月13日、日赤での定期健診後訪ねてみました。
広島サミット(5月19日~21日)に向け、テロ対策として、道路中央分離帯の撤去、本川沿いの夾竹桃を剪定など報道で見聞きしていたので、ここ京橋川沿いの雑木やアシ・ヨシ等を伐採したのではないかと思ったのです。 |
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4月14日(金)広島市役所平和推進課被爆樹木担当者にTELしました。
まさか、サミットテロ対策で被爆シダレヤナギの伐採許可をしたわけではないだろうネ。
伐採されたことさえ知らなかったという返事でした。
広島市の被爆樹木リストによると広島県の管理地のようですので、広島市被爆樹木担当者への連絡はなかったのでしょう。
・調査して、どういうことで、伐採されたのか教えてくれと云いました。
・こそっと被爆樹木リストから除くということがないように、
・被爆樹木伐採の顛末を公式に発表すべきだとも云いました。 |
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怒り心頭で、
被爆樹木担当者にTELしたわたしでしたので、多々失礼な言葉使いがあったと思いますが、
今後の再発防止について(何事にも無知なわたしですが)、無い知恵を絞りだしてみることにしました。
1) |
被爆樹木見守り隊(被爆樹木サポート隊)
(管理者が確かな被爆樹木は別にして)
このシダレヤナギのように、管理者が広島県などの場合、
被爆樹木の近所の方(複数)に“見守り隊員”なっていただくように広島市被爆樹木担当が募集して任命して、日頃の状態を見ていただき、何か不測な事態があった時は被爆樹木担当に連絡してもらう体制を整える責任があるのではないでしょうか? |
2) |
チャットGTPの利用(わたしは利用したことはありませんが)
今回のようなことがあるとき広島県の担当者は、チャットGTPに「東区京橋川左岸二又橋西詰付近の雑木を伐採するが何か支障になることはないか?」と尋ねておいたら、
『そこには、被爆シダレヤナギが存在しています.。被爆樹木を伐採することは、如何にテロ対策とはいえ、多くの市民の理解を得ることができないでしょうから被爆シダレヤナギだけは残したらいいのではないでしょうか?』とでも答えがあったかもしれないと思ったりしましたが。 |
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広島県と広島市の連絡の悪さを批判することは簡単でも今後は起こしてならぬことなので、
最近よくTV番組で、チャットGTPの負の面を見聞きすることが多いのですが、NET上にある情報を寸時に選び出せるようですので、伐採担当者が被爆樹木の存在を知らなかったとしても、そこに被爆シダレヤナギがあると答えを出していたかもしれないと思ったりしましたので、取り上げてみました。 |
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最初の画像で上流側の樹木が残っていますが、そこにはサクラの木々があり、牛田と云えば神田橋上流対岸(白島側・右岸)の桜並木が有名なので、左岸と云うもののサクラを照り対策だと伐採したら住民から批判されることからだろう残したのだろうとうがった見方さえしました。
(テロ対策だから何でもありではないことだけは心しておいてくれと、岸田首相が和歌山県で演説しようとして暴漢に襲われようとしたニュースを見聞きした今日であっても思うことなので敢えて記述しました。)
幼児に被爆した兄は被爆樹木を伐採されたことに怒る前にあきれはてていましたので、代わりに被爆した母から生を得たわたしが怒りを爆発させました。 |
関連頁:2019年編集(健在だった)被爆シダレヤナギ |
23.04.15.裕・記編集 |