みどりおおはし
緑大橋

  中区舟入町・小網町と西区観音地区を結び天満川に架かる「緑大橋」です。
緑大橋は、橋長:72.5m。幅員:15m。3径間ゲルバー鋼桁橋です。
竣工1953(昭和28)年6月。
(当時施工された橋としては珍しく)橋桁が全溶接によって造られています。
橋桁部分は新三菱重工神戸造船所が担当したそうで造船溶接の技術が橋にも用いられました。
昭和28(1953)年6月竣工のプレートをみてこの橋も半世紀を過ぎているな〜と思いました。
橋名板は、緑の旧字「国蜍エ」となっている処に1953年竣工を偲ぶことができるのかもしれないと思ったりしました。
平和大橋から平和大通りを西にいくと西平和大橋そしてこの緑大橋に来るのです。
そして広島の多くの橋がそうであるように幅員が橋の部分で狭くなっているのです。ここ緑大橋でも同様に狭くなっており少なからず交通渋滞をきたす原因にもなっているようです。
広島市は平和大通り新世紀リニューアル事業基本計画づくりを進めており、平和大橋、西平和大橋を含め架替計画があることは知っていましたが、・報道によると
広島市の試算で平和大橋が約45億円、西平和大橋が約55億円、緑大橋が約40億円かかることから、近年流行?の民間資金を活用する事業(PFI=Private Finance Initiative)方式で検討したが国土交通省の『橋建設に民間のノウハウを持込むことは難しく、財政破綻の広島市の形態をかえた借金になるのでは?』との見解で計画がつまずいた事を知りました。
『震災時落橋の危険が高いと判定されている』西平和大橋と緑大橋は、1997(平成7)年度耐震補強(橋脚と橋桁をボールト等で緊結などの対策を)したそうですが、平和大橋は先行架替を予定していたので補強工事はされていないとの事です。
新聞報道で、この緑大橋の耐震補強が平成7年度に施工されたことを知りましたので追記しました。
2015年原爆関連の慰霊碑を巡っている時に橋々もみます。その時に緑大橋も撮影しました。
掲載画像も見直し、今回撮影した画像を加えこの頁を再編集しました。
19.06.20.更新    15.08.20.再編集  05.01.18裕・記編集

05.01.13撮影
広島市中区舟入町・小網町と西区観音地区を結ぶ緑大橋を≒南東よりみました

05.01.13撮影

05.01.13撮影
手摺天端(笠木):御影石、橋手摺部分:テラゾー研ぎ出し仕上
国蜍エ
(みどりは、“緑”でななく旧字の「香vを使っています)
(竣工プレート)
昭和二十八(1953) 年六月竣工
施工 合名会社水野組
水野組略沿革
1929 (昭和4)年 合名会社水野組を設立。
1945 (昭和20)年 戦災で本社焼失、同年10月に広島市宇品町に再建。
1954 (昭和29)年 株式会社水野組を設立、合名会社水野組を合併。
1967 (昭和42)年 社名を五洋建設株式会社と改め 現在に至る。

07.03.20撮影
平成19年4月27日までの工期で橋桁の塗替工事が施工されていました。足場が組んでありました

07.03.20撮影
足場が組んでありました

07.03.20撮影

15.03.31.撮影
遊歩道のサクラが咲いていました

15.03.31.撮影
道路幅員が(緑大)橋の部分で狭くなっているのがわかるかなと思い撮影しました

15.08.06.撮影
≒南(下流側の観船橋)からみました。(以前)沢山係留されていたプレジャーボートはなくなりました

15.08.06.撮影
(平和大通り電気ビル)

17.06.23.撮影
(西詰北側から緑大橋をみました)

17.06.23.撮影
(護岸の)高潮対策工事の工事看板類、工期は平成29(2017)年9月29日まで



「橋梁など」編



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