ぎおんおおはし
祇園大橋

  安佐南区長束地区と西区大芝・大宮地区を繋ぎ太田川放水路に架かる「祇園大橋」です。
※太田川が本川(旧太田川)と太田川放水路(現在・太田川本流)に分かれてすぐのとことに架かっています。
祇園大橋は、長さ265m(32.5m+36.0m+42.5m+43.0m+42.5m+36.0m+32.5m)、幅12.1m、ゲルバー鋼鈑桁橋として1963(昭和38)年3月竣功の橋です。
*歩道橋部分は(増築され)1970(昭和45)年3月に竣工。
1963年10月
建設省中国地方建設局建造
建示 1955一等橋
製作 三菱造船株式会社
         
廣島造船所
材質 SM50B SS41
祇園大橋
1970年3月  
中国地方建設局
歩道橋指針(1965)
製作
株式会社駒井鉄工所 材質 SS41SM50A.B
参考にした資料に祇園大橋の竣工が1963(昭和38)年3月としていましたのでそう記述しています。(Wikipediaも「3月に架橋された」とあります)
しかし、2012年竣工板をみた時(上記)1963年10月となっていましたので、資料が間違っているのかもと思っていますが。
歩道橋部分は(増築され*)竣工銘版から1970(昭和45)年3月に竣工したことがわかりました。
2008年橋脚をみたとき、片持出梁で歩道部分を受けている事がわかりましたのでこの部分が増築されたのだろうと(わたしは)思ったので、竣工板でそのことがわかりました。
また、本体工事と増築工事が(普通は同じ?なのに))違う施工会社が行ったこともわかりました。
国道54号線※として(牛田地区を通る)祇園新道に対し、(三篠地区を通る)可部街道に架かり、また太田川放水路に架かる橋としては最上流に位置する橋がこの祇園大橋です。
(※2008年に国道54号線の指定が外れ、現在は国道183号線となっています)
              広島を守る太田川放水路
  この川(太田川放水路)は、洪水から広島市を守るために、1932(昭和7)年から36年の歳月をかけてつくられた人工の川です。
広島市を流れていた、福島川と山手川の流れを変えて一本の川にしたもので、大切な土地と人々の熱意が終結して完成したものです。〔1967(昭和42)年に全工事竣工〕完成以来、広島中心市街地は一度も洪水の被害がありません。
                           太田川放水路に感謝する会
2005年撮影する時、(わたしは)橋本体の竣工銘版を見つける事が出来ませんでしたが、(歩道橋部分の)竣工銘版は1970(昭和45)年3月はわかりましたので撮影しました。
端の竣工は西区の資料で知りましたので、舗装部分は改修工事が施されたことがわかりました。
13.01.14.更新  05.04.20裕・記編集

05.04.09撮影
広島市安佐南区長束地区と西区大芝・大宮地区を結ぶ祇園大橋 (≒西よりみました)

05.04.09撮影
橋桁の下への侵入を防ぐバリケードが設置されていました(ホームレス対策?)

05.04.09撮影
 祇園大橋名板:祇園大橋

08.12.20撮影
 

08.12.20撮影
(橋脚から片持梁で歩道部分の梁を受けています)



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