小泉首相2004年挨拶の言葉(要旨) |
被爆者の方々に対しては、これまで保健、医療及び福祉にわたる総合的な援護施策を充実させてきた。
今(2004)年秋から在外被爆者が現地の医療機関において適切な医療が受けられることが出来るよう保健医療費の助成をする予定にしている。
今後とも、高齢化の進行など被爆者の実情を的確に反映させながら、援護施策の推進に誠心誠意努力する。
戦後、広島は国際平和文化都市として発展を遂げた。戦後一貫して世界平和実現に向けて取り組んできた市民の願いは、ヒロシマの名前とともに、世界中の人々の心に届いている。
今後とも広島が世界平和を考えるシンボルとしてまた、平和を希求する人々をひきつける都市として発展することを確信する。
人類史上唯一の被爆国であるわが国は、広島、長崎の悲劇を再び繰り返してはならないとの固い決意のもと、平和憲法を順守するとともに、非核三原則を堅持していく。また、国際社会の先頭に立ち、各国政府に対する包括的核実験禁止条約の早期批准の働きかけを一層強化するなど、核軍縮・核不拡散の取り組みを推し進め、核兵器の廃絶に全力で取り組んでいきます。 |
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