広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式にて
HIROSHIMA PEACE MEMORIAL CEREMONY
平成29年(2017年)8月6日
August 6,2017
  今(2017)年は、国連で“核兵器禁止条約”が採択された画期的な年の「通称平和記念式典」になったとわたしは思っていました。
被爆者や核兵器の廃絶を願う多くの人々が長年望んだ核兵器なき世界への画期的な第一歩を踏み出しました。
一挙に核兵器保有国が賛成することはないでしょうが。
核の傘の下で守られていることから会議にさえ参加せず、この条約に反対を表明し、この平和記念式典の中での安倍首相のあいさつでは「核兵器禁止条約」に触れることもなく、式典後には条約の批准はしないと表明しました。
核兵器禁止条約
核兵器の使用や保有などを法的に禁止する国際条約。
核兵器は非人道的で違法なものであると明示し、加盟国に核兵器の開発、保有、実験、使用だけでなく、核兵器を使用すると威嚇する行為も禁じています。
今(2017)年3月から米ニューヨークの国連本部で制定に向けた交渉が行われ、同(2007)年7月交渉会議に出席した124ヶ国中122ヶ国という多数の賛成により採択されました。
条約は同(2007)年9月から署名手続きが開始され、批准国数が50ヶ国に達してから90日後に発効します。
100ヶ国以上が加盟する見通しですが、条約交渉に参加しなかった核保有国の米英仏は署名の意思がないことを表明し、国の同盟国である日本も同調する姿勢を示しています。
さすがに被爆二世である松井市長は核兵器禁止条約に触れ、国に対して核保有国と非核兵器保有国の橋渡しを実行していただきたいとは述べていましたが、条約を批准すべしとまでは云えない、自民公明推薦市長の限界でしょう。
安倍首相は核兵器禁止条約の言葉さえ使うこともなかったのです。
新聞報道で(わたしは)知った。
8月9日の長崎平和祈念式典後の被爆者団体との懇談で被爆者より(核兵器禁止条約不参加に対し)
『あなたはどこの国の総理ですか、わたしたち(被爆者)を見捨てるのですか』と抗議されたそうで、
それに対し、安倍総理の返答は
『核兵器廃絶に努力する・・・・』という言葉にとどめたそうで、(異なる意見の人に対して)敵愾心むき出しにするいつのも返答ではなかったようですが。
核兵器禁止条約採択という画期的な年の通称・平和記念式典にしては低調な平和記念式典だったように(わたしは)思いながらこの頁を編集しています。
  17.08.11.裕・記編集

17.08.06.撮影
「2017年広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」   (原爆資料館は耐震工事中)

17.08.06.撮影
式典開始前の献水
女性記者(2名)は顔を上げて献水行事をみることはありませんでした(男性記者はみていましたが)

17.08.06.撮影
原爆資料館耐震工事中で式典会場が狭くなったからか会場は満員でした 

17.08.06.撮影

17.08.06.撮影

17.08.06.撮影

17.08.06.撮影

17.08.06.撮影

17.08.06.撮影
(松井市長)
平和宣言
’(子ども代表)
平和への誓い
(安倍首相)
あいさつ
(湯崎知事)
あいさつ
(中満泉事務次長)
国連事務総長あいさつあいさつ代読
湯崎知事のあいさつはあいさつの範疇を破る長さでした。別の機会を持つべきでしょう。
国連軍縮部門トップの日本人女性初めての中満泉・軍縮担当上級代表(事務次長)のあいさつかと思いましたが、国連事務総長のあいさつ文の代読でした。訳されたのでしょう日本語でしたか。

17.08.06.撮影
式典後の献花する人たちで混雑していた原爆死没者慰霊碑前でした 

17.08.06.撮影
(式典会場をみました) 

17.08.06.撮影
(式典会場を後側からみました)  



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