2011(平成23)年 「平和への誓い」

  広島市作成の式典式次第(パンフレット)の中に、この「平和への誓い」が掲載してありますから、(わたしは)式典前に読んでおいて、子ども代表が語りかけているときにまたパンフレットに目を落とすのです。
今(2011)年の子供代表による「平和への誓い」は、3月11日の東日本大震災に触れ『・・・・人間の力を信じて、今を生きる人間として、夢と希望があふれる未来をつくるために、行動していくことを誓います。』と子どもたちにこそできる未来を見つめている素晴らしい「平和の誓い」だったとわたしは思いました。
福島第一原発事故での放射能汚染はますます深刻化していますが、未来をつくる子どもたちを守っていくのは、わたしたち大人の国民の責任なのだろうと思いながら、この頁を編集していました。
楽天運営のインフォシークが(有料の)HPスペースの提供を止めると云ってきましたので、HPを8月15日から引越をはじめ、なかなか進みませんでしたが12月半ばに終わりました。この平和への誓いの頁編集が、師走の今になりましたが年を越さなかったのがせめてもの事かと。
11.12.24裕・記編集

11.08.06裕撮影
こども代表、福原君と 藤田さん
今年、3月11日、東日本では、大震災によって、たくさんの人が命を失いました。
今でも行方がわからない人がたくさんいます。
多くの人が大切な家族や友だちを失い、津波で何もかもなくなった被災地の姿に、
わたしたちは言葉を失い、悲しく、胸が苦しくなりました。

66年前の今日、午前8時15分、広島に原子爆弾が投下されました。
爆風が何もかも吹き飛ばし、炎がすべてを焼き尽くし、人々の当たり前の生活と、
多くの尊い命が一瞬にして奪われました。
どんなに苦しかったでしょう。
どんなにつらかったでしょう。
どんなにくやしかったでしょう。

わたしたち一人一人は、だれもがみな大切な存在です。
それなのに、どうして人間は、たくさんの命を犠牲にして戦争をするのでしょうか。
戦争を始めるのは人間です。人間の力で起こさないようにできるはずです。

悲しみに満ちた広島に草木が芽生えました。
人々は、平和への強い思いをもって、復興に向けて歩みはじめました。
未来をつくるのは人間です。
喜びや悲しみを分かち合い、あきらめないで進めば、必ず夢や希望が生まれます。

わたしたちは、人間の力を信じています。
人間は、相手を思いやり、支え合うことができます。
人間は、互いに理解し合い、平和の大切さを伝え合うことができます。
わたしたちは、今を生きる人間として、夢と希望があふれる未来をつくるために、
行動していくことを誓います。
平成23(2011)年8月6日     こども代表
広島市立三篠小学校6年 福原 真拓
広島市立己斐小学校6年 藤田 菜乃歌
通称平和記念式典で配付されているパンフレットより転記しました



平和記念式典関連頁・全体



広島ぶらり散歩へ
2011年平和記念式典へ


平和宣言 2011年
「平和への誓い」2011年
菅直人首相挨拶の言葉2010年


inserted by FC2 system