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中区中町の平和大通り緑地帯で催された平和大通り芸術展に出品された岡部昌生作「被爆樹に触れて」です。
※2018年1月27日から3月4日まで展示されました。
※広島城・被爆クロガネモチ。 |
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岡部昌生 被爆樹に触れて
Touching A-bombed Tree in Hiroshima
ユジェン・バフチャルに応えて |
フロッタージュ作品とは、
木に紙をあて、鉛筆や木炭で擦って作品を作るそうです。 |
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岡部昌生(おかべ まさお:1942- )
北海道根室市生まれ。北広島市在住。
フロッタージによる表現を1977(昭和52)年より始める。2007年ベネチアビエンナーレ(コミッショナーは港千尋)に日本代表として参加。岡部昌生港千尋「わたしたちの過去に未来はあるのか」(2017) |
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ユジェン・バフチャル(1946- )
写真家。ユーゴスラビア(スロベニア)出身。現在フランス在住。
10歳で片目の視力を失い、(11歳の時第一次世界大戦の不発弾で重傷を負い)13歳くらいまでにもう片方の視力も徐々に失っていった全盲の写真家(だそうです)。 |
2007年ベネチアビエンナーレ日本館にやってきたバフチャルは岡部に対し「被爆した樹木の痕跡を擦りとることができますか」と尋ねたことで、岡部の被爆樹のフロッタージュ作品制作になったようです。
この平和大通り芸術展の展示作品には“ユジェン・バフチャルさんに応えて”とあった答えがここにありました。 |
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ユジェン・バフチャルさんに応えて-
被爆樹に触れて-
立会人港千尋さん アーサービナードさん(他3名)
クスノキ中区基町RCC西側堀北端
2017年11月20日
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どの作品にも「ユジェン・バフチャルさんに応えてと」ありました。みている時にはわからぬまま作品をみました。頁編集時にNET検索でその経緯がわかりました。 |
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関連頁:(裕編集・ここで展示の被爆樹木の画像もあります)「被爆した樹木一覧」編 |
西からみてきましたのでこの芸術展で最後にみることになった作品でした。
この平和大通り芸術展の概要で『・・・広島平和記念資料館と広島市現代美術館をつなぐ文化の大動脈・・・』と謳ったからには(比治山の)被爆ソメイヨシノの作品展示はほしかったと思いました。
写真ではなくなぜフロッタージ作品なのかの“なぜ”がこの頁を編集することでわかったわたしでした。 |
18.05.08. 裕・記編集 |