広島市紙屋町大気測定局 

  中区基町の紙屋町交差点東北歩道に設置されている「広島市紙屋町大気測定局」です。
ここ広島市紙屋町大気測定局では、自動車排出ガス測定局として広島市が主体として設置し、測定項目は、窒素酸化物、炭化水素、浮遊粒子状物質だそうです。
この紙屋町大気測定局が設置されているところは、中区紙屋町交差点根際(北東)に位置し交通量も多く大気汚染の測定をしようと設置されたのだろうと(わたしは)思いました。
現在報道で盛んに取り上げられているPM2.5(微小粒子状物質)に関してはここ紙屋町大気測定局では測定してはいない(他の4ヶ所の測定局で測定しているようですが)と広島市の資料に記述がありました。
* 測定局には一般環境大気測定局や自動車排出ガス測定局等があるそうです。
一般環境大気測定局は、大気汚染防止法第22条に基づいて、環境大気の汚染状況を常時監視(24時間測定)する測定局です。
自動車排出ガス測定局は、大気汚染防止法第20条及び第22条に基づいて、自動車排出ガスによる環境大気の汚染状況を常時監視(24時間測定)する測定局です。
その他、気象局、立体局、バックグラウンド局等があるそうです。
ちっそさんかぶつ
窒素酸化物
酸化窒素の総称。
ふつう大気汚染物質である一酸化窒素と二酸化窒素の混合物をさす。
たんかすいそ
炭化水素
炭素と水素だけからなる有機化合物の総称。
配列が鎖状か環状かによって大別され、さらに鎖式炭化水素はメタン系・エチレン系・アセチレン系に、環式炭化水素は脂環式・芳香族に分類される。ハイドロカーボン。HC(hydrocarbon)。
ふゆうりゅうしじょう
        ぶっしつ

浮遊粒子状物質
=エス‐ピー‐エム(SPM):suspended particulate matter 。
粒径10ミクロン以下の大気中に浮遊する粒子状物質で、大気汚染の原因となる。
微小粒子状物質:
(PM2.5)
粒径10μm(1μm=0.001mm)以下の粒子を浮遊粒子状物質と定義して環境基準を定め対策を進めてきていますが、そのなかで粒径2.5μm以下の小さなものを微小粒子状物質と呼んでいます。
いままでここ紙屋町交差点は勤め人だった時から数え切れないほど通っていたのに、大気測定局に目を向けることはなかったのです。今(2013)年になって「広島市紙屋町大気測定局」の文字に気付き撮影しました。
わたしがみてきた他の大気観測局の建物はプレハブ(≒建築部材を工場で生産し、現場で組み立てるなどした建築工法の)建物のように思ってきましたが、ここ紙屋町は広島市の町中心街とも云える場所だからでしょう、外壁タイル張りの洒落た建物になっています。
以前は、他と同じようなプレハブの建物だったような記憶があるのです(記憶違いかもしれませんが)、いつ現在の建物になったのだろうかと考えた時、紙屋町地下街・シャレオが出来た2001(平成13)年4月に、地下街入口と合わせてこの建物も整備されたのではないかと思いましたが、確信はありません。
13.06.03.裕・記編集

13.04.08.撮影
広島市中区基町   紙屋町交差点東北歩道 (画像右にみているのは広電紙屋町・東電停です)

13.04.08.撮影

13.04.08.撮影



「建物など」編



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