04.06.12.撮影 |
親鸞聖人像 平成4(1992)年1月建立 |
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親鸞(しんらん)
承安3(1173)年-弘長2(1262)年 |
鎌倉初期の僧。浄土真宗の開祖。別称、範宴・綽空(しやくくう)・善信。諡号(しごう)、見真大師。日野有範の子と伝える。初め比叡山で天台宗を学び、のち法然(1133-1212)の専修念仏の門に入る。
承元元(1207)年専修念仏停止の法難に遭い、越後国府に流罪。赦免ののち長く関東に住み布教と著述を行う。法然の思想をさらに徹底させ、絶対他力による極楽往生を説き、悪人正機を唱えた。
主著「教行信証」は、他力の立場から浄土教の教理を純化・体系化したもの。ほかに「唯信鈔文意」などがある。唯円編の法語集「歎異抄」は有名。妻は恵信尼。
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※専修念仏(せんじゅねんぶつ)
ひたすら念仏だけを唱えること。主として法然流の念仏をいう。
※極楽往生(ごくらくおうじょう)
死んでのち極楽浄土に生まれかわること
※唯円(ゆいえん) 生没年未詳
河和田(かわだ)の唯円。親鸞の弟子で「歎異抄」の編著者と目される。常陸・河和田の泉慶寺を開創。 |
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