ちょうしょういん におうぞう
長性院仁王像
(原爆犠牲者供養、世界恒久平和祈願仁王像)
南区比治山町の長性院に建立されている「仁王像(原爆犠牲者供養、世界恒久平和祈願仁王像)」です。
長性院の鐘楼門に建つ仁王さまです。
原爆犠牲者供養のため、世界平和実現のため中西泰鳳さんが四年の歳月をかけ制作、創立されたものです。
平
成
十
年
四
月
佛
日
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王
像
仁
王
像
縁
起
仏師・中西泰鳳氏
中西氏は3歳の時、現在の中区平塚町で被爆され比治山のこのお寺に母に背負われ逃げてきたそうです。
この長性院は焼失はまぬがれたというものの大きな被害を受けていたそうです、しかし被爆した人々が助けをもとめ避難してきたそうです。
平成10年=1998年
2004年7月交流ウォークの時、仁王像の存在だけは知りましたが横を通っただけでした。
8月になって仁王像を拝見するため一人でこの長性院に伺い山門の仁王像を拝見させていただきました。
怒り、驚き、悲しみそして平和の誓いなどなどの表情がお顔に感じられその迫力に圧倒され、わたしは、撮影を忘れ、しばし佇んでみいってしまいました。
2015年久しぶりに訪ね拝見した時、仁王さまもお歳を召されるのかと思いましたが、その表情は2004年拝見した時と少しも変わらない迫力でわたしの薄っぺらな心を見透かして居られるようにように感じました。
久しぶりに撮影しましたので、掲載画像も見直し、この頁を再編集しました。
15.09.14.再編集
04.08.11裕編集
04.08.05.撮影
広島市南区比治山町7-40
04.08.05.撮影
04.08.05.撮影
うんぎょうにおう みっしゃくこんごうりきし
左:
吽形仁王 密迹金剛力士
あぎょうにおう ならえんこんごうりきし
右:
阿形仁王 那羅延金剛力士
04.08.05.撮影
04.08.05.撮影
04.08.05.撮影
04.08.05.撮影
15.08.05.撮影
15.08.05.撮影
(2004年はじめて拝見した仁王様でしたがお歳を召されたのかと思いました)
15.08.05.撮影
眼光は相変わらず鋭いようです
15.08.05.撮影
15.08.05.撮影
15.08.05.撮影
15.08.05.撮影
足元を拝見すると、青筋がたつほど力が入っているのかと思いましたので撮影しました
うん
吽
〔仏〕悉曇の最終の字音。口を閉じた音で、字音の最後に位置する。
あ
阿
〔梵 a〕梵語の第一字母の音訳。
しったん
悉曇
〔梵 sddha の音訳で、成就・吉祥(きつしよう)の意。〕
もと字母表の初めに成就・吉祥を願ってこの語を書いたところから出た語〕梵字の字母。摩多(また)(母音)一二字と体文(たいもん)(子音)三五で構成される。狭くは、摩多のみをさす。
また、これに関する研究をもいう。日本へは八世紀頃に伝えられ、五十音図成立のきっかけとなるなどの影響を与えた。当時の盛んな悉曇学の集大成に、安然(あんねん)著「悉曇蔵」(880年成立)がある。
みっしゃくこんごう
密迹金剛
執金剛神の別名。密迹力士。
しゅうこんごうじん
執金剛神
〔「しっこんごうじん」とも〕武装忿怒(ふんぬ)の形をし、手に金剛杵(しよ)を持つ護法神。二神一対で仏の左右、または寺の山門の両側に置かれる。仁王。執金剛。持金剛。金剛神。金剛力士。密迹金剛。執金剛夜叉。
ならえん
那羅延
仏教の守護神の一。大力を有し、梵天または毘紐(びちゆう)天と同体とされる。那羅延金剛と混同されることがある。勝力。那羅延天。
こんごうりきし
金剛力士
金剛杵をとって仏法を守護する天神。忿怒(ふんぬ)の相をなす。金剛神。執金剛神。金剛密迹。仁王。密迹金剛。密迹力士。金剛手。
こんごうしょ
金剛杵
古代インドの武器。のち密教で、煩悩を打ち砕く仏の智慧を象徴する法具。
細長く手に握れるくらいの大きさで、両端のとがった独鈷(とつこ)、両端が三つに分かれている三鈷、五つに分かれている五鈷などがある。
「原爆関連慰霊碑等巡り」編
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