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南区比治山公園の‘彫刻の小道’に建立されている佐藤忠良作「ポケット」です。 |
この作品が展示されている比治山公園の中でわざわざ「彫刻の小道」と名付けられてはいるのですが、現在、この佐藤忠良作品と舟越保武作品の2作品が設置されているだけです。
芸術に(も)お金が掛けられなくなった(かけることができないほど1兆円※1)にも及ぶ借金だらけの)広島市を思うこの「彫刻の小道」ではないのかと(わたしは)思いながら作品を拝見しました。作品はポケットの中に(隠した)お金がないかと探している作品かなと思う、あまりにも芸術に疎すぎ情けないわたしでした。 |
※1)2020年末には1兆1491億円になるそうです。 |
佐藤 忠良(さとう ちゅうりょう)(1912-2011) |
彫刻家。宮城県出身。東京美術学校(現・東京芸大)卒。
1939(昭和14)年新制作派協会彫刻部創立に参加。1944〜1948(昭和19〜昭和23)年まで兵役、シベリア抑留。1960(昭和35)年高村光太郎賞。1966(昭和41)年東京造形大教授。1974(昭和49)年毎日芸術賞、芸術選奨。1975(昭和50)年「カンカン帽」で中原悌二郎賞。1985(昭和60)朝日賞。戦後の具象(=目に見える形のあること)彫刻界の代表的存在として知られる。
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2004年撮影してこの頁を編集しました
頁を編集した時は存命中でしたが、2011年亡くなったことを新聞報道で知りました。
久しくみていないな〜と2019年に訪ねてみました。展示彫刻はこの佐藤作品と、舟越作品の二作品のままでした。 |
20.02.10.更新 04.11.11裕・記編集 |