岡本太郎作:坐ることを拒否する椅子

  中区大手町のNHK広島放送センタービルで催された“どこかで?ゲンビ”でみた岡本太郎作品「若い夢」です。
※2021年3月8日〜3月21日まで“NHK de ミヂカにアート”と銘打って催されました。
どこかで?ゲンビとは、
『広島市現代美術館は、2020年12月28日から約2年間休館し、改修工事を行います。その間、当館コレクションを広島市内・県内のいろいろな場所で紹介して、みなさんとゲンビがであう、そんな機会をつくります。であいがしらの「?」が、みなさんのなかで「!」にかわっていくことを期待しながら。』
岡本太郎(おかもと たろう:1911−1996)
『坐ることを拒否する椅子』
1963(昭和38)年 陶
岡本太郎がかってテレビCMで言い放った「芸術は爆発だ!」という言葉は、いまもたくさんの人の耳と記憶に残っているでしょう。ユニーク(≒並ぶもののない)でとても深いメッセージ(≒伝言)です。
なんとも座りにくそうな椅子があります。その名も『坐ることを拒否する椅子』。それぞれに顔を持ったこの椅子は、座ろうとする人がいればその人をじっと見上げ、ただの椅子であることに反旗をひるがえします。椅子自身が人と対等の(あるいは人を凌駕する)存在であることを主張するかのよう。民族学を学んだ岡本ならではの作品と言えるでしょう。
コロナ禍の中でしたので、展示期間が変更されたようで平和記念公園で兄と会い昼食を摂りに行く途中たまたま歩いているときこの催しに気が付き立寄ったのです。
いまどきの現代美術館は何を守ろうとしているのか撮影禁止ということでしたが、この岡本太郎作品だけは撮影可ということで撮影しました。
館員の方が居られましたので、展示全作品撮影可にするように一市民の意見ですが館長にそういう申し出があったことを伝えてくれと話しました。それは広島市民・県民のための現代美術館であるはずで、収蔵作品をHPやブログで発信してもらう事は(画像ではなく)本物を見に現代美術館に行こうという人につながるのではと思うからです。
休館中でのこれらの催しは身近に芸術に触れることができ有意義だと思っているので、決して否定しているわけではありませんので、ただ、2021年、2022年とコロナ禍で催し自体が順調に進んでいないようなので、残念なのです。
22.03.09.裕・記編集

21.03.16.撮影
広島市中区大手町2-11-10  NHK広島放送センタービル

21.03.16.撮影

21.03.16.撮影

21.03.16.撮影

21.03.16.撮影



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