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中区袋町の旧日本銀行広島支店で広島市現代美術館が主催した「どこ×デザ」です。
※開催期間は、2021(令和3)年2月20日から3月7日まででした。
※展示作品は、特別審査員4名による特別審査員賞3作品と入選5作品の8作品でした。 |
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「どこ×デザ」の概要を、主催の広島市現代美術館公開資料では次のように云っています。 |
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『美術館を軸に、アーティスト/デザイナーと企業・観客・専門家をつなぐゲンビ(広島市現代美術館自身が使っている」略称)のふたつの公募展が融合。
2007(平成19)年から続く「ゲンビどこでも企画公募」は美術館の展示室以外の空間に着目し、それらの空間的特徴を生かした作品を募集するもの。これまで多くの若手作家の作品を紹介してきました。
そして、2016(平成28)年にはじまった「ゲンビ『広島ブランド』デザイン公募」では、自由な発想で「広島」をブランディングするアイデアを募集してきました。本公募を通じ、新たな「広島」のイメージが発掘・発信されています。
広島市現代美術館は2020年12月末から、改修工事にともなう休館にはいります(リニューアルオープンは2022年度を予定)。そのため、今(令和3)年は会場を「旧日本銀行広島支店」に移し、ふたつの公募を融合させたスペシャル公募を実施します。作品のジャンルや形式は問いません。アートとデザインの垣根を越えて、空間と作品が互いに魅力を引き出し合うことが審査の重要なポイントです。
広島市現代美術館は、本公募を通して、アーティストやデザイナーの意欲的な表現をサポートし、発表の場を提供します。』 |
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ブランディングとは、
自社ブランドに対して顧客のロイヤリティ(≒優越感)や共感性を最大限に高めることで、独自の価値を創造し「競合他社との差別化を実現する」経営戦略のこと。
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特別審査員 |
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くらや みか
蔵屋美香 |
1966年千葉県生まれ。千葉大学大学院教育学研究科修士課程修了。
現・横浜美術館館長。 |
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さんぶいち ひろし
三分一博志 |
1968年山口県生まれ。東京理科大学理工学部建築学科卒業。
2019年村野藤吾賞(直島ホール) |
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なかむら まさと
中村政人 |
1963年秋田県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻壁画修了。
現・東京芸術大学教授。 |
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ひらの けいこ
平野敬子 |
1959年兵庫県生まれ。姫路市立姫路高校卒。
東京国立近代美術館のシンボルマーク、ロゴタイプのデザイン。 |
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上画像は、入館時、手の消毒+検温後、いただいたパンフレットをスキャンしました |
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2021年3月に入ってTVローカルニュースをみていたらこのアート&デザイン展を紹介していたのです。
そのニュースでは、その8作品のうち2作品を紹介していました。
1)菊田 真奈さんの作品「Senbazuru」
2)Kanae Otaniさんの「いつかここではないどこかで」 だったのです。
わたしは、2005年から意識して被爆した樹木をみて撮影し頁を編集していましたので、Otaniさんが取り上げていた“被爆樹木の種”に特化して注目したことがなかったからで、コロナ禍の中老人のわたしには家で静かにしていろよ!と云われるでしょうが、それでも“みなくては”と思ったのです。 |
この8作品のうち、なんだこの作品はと3階展示室でみて佇み思った光岡幸一さんの作品「詩のある風景とこれから」だったのです。
3階展示室入口にあったB4用紙一枚(この作品の嘆きの展示経過だったのですがその時は読むこともなく)、もらっとくかともらっていたのです。帰宅後、老人のわたしなので疲れ、花粉症のクシャミと鼻水に悩まされていても、(欠かせられない)晩酌をしながら読んだこの紙切れ、残念であったろうとウルウルしました。建築屋の端くれであったわたしにも訴えてきた展示変更だったろうと思ったからでした。 |
3月4日それぞれの作品をみたので、この頁を編集しました。
作者の言葉がB4用紙に小さな字で印刷され作品の近くに貼りだされているものもありました。
老人で視覚障碍もあるわたしには暗いその場で読むには少しばかり困難でしたので、大きな紙に大きな字で貼りだすことに何十万円もの費用がかかるとは思わないので、そうしていただきたいと思いました。
今後は大きな字で書いた作者の言葉を貼りだしていただきたいとの要望を、編集最後に書くことにしました。 |
21.03.14.裕・記編集 |