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中区袋町の旧日本銀行広島支店開催された“どこ×デザ”で展示された生田海斗+川畑純作「ニチギン・ピースシアター」です。
※2021年2月20日〜3月7日まで展示8作品のうちの1作品です。 |
本展示会の「場所野魅力を引き出すアートとデザイン」というテーマを元に、私達は旧日本銀行広島支店(以下:旧日銀)一体の環境をあるがままに捉え、三次元を三次元のまま採集することでこそ場所の魅力を捉え、新たな発見を映し出す事ができると考えました。
そこでまず、3Dレーザースキャナーの特性として空・ガラス・影になっている部分が黒色として表現されるため、この不可視部分や実際の都市状況を補填する情報として計測した音声と多様な録音データを重ね合わせ。「旧日銀の息づかい」を見詰める映像作品を制作しました。
映像中の黒い影として映る隙間部分には、動植物や自然の絶え間ない営みが潜んでいたり、人の手が届きにくい場所のためにかつての旧日銀の姿が色濃く残っている部分です。
私達はこのスキのある状態こそが都市の魅力の根幹であり、平和で豊かな環境をつくっていると考えています。
数分間ではありますが、日頃通り過ぎ忘れられた風化や被爆痕、かつての生活音や動植物・インフラ等の立体的な音声を鑑賞頂くことで、旧日銀の「忘れられたモノと残されたモノの調和」を感じ取り、都市を眺める新しい視野を抱いて頂けますと幸いです。
レーザーの反射で色とテクスチャ情報を点データとして繋ぎ合わせ、動画を制作しています。 |
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生田海斗さん川畑純さん、京都工芸繊維大学大学院修士建築学専攻の学生のようです。 |
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わたしが勤め人を辞めるころ既に図面をCADで描く時代を迎えていましたが、(一級建築士試験はT定規でしたが)ドラフターで施工図を描く時代を過ごした一応建築屋であった(わたし)とはいえ
『レーザースキャナーによって得られるデータは、3次元座標(X,Y,Z)以外に、カラー情報(R,G,B)、反射強度、反射率、角度情報(φ,θ)など各点ごとに複数の情報が取得されています。』と云われても??となるのです。
この作品を造る過程で得たデーターをもとに旧日銀広島支店の実物大の模型が3Dプリンターで造ることができる貴重なデーターなのだろうと思いながら、この作品の外壁をなめるように映し出した画像などをみました(ので)作品の批評などはできるはずもありません。
B4用紙で小さな字での作者の言葉は、大きな字で、入口横の壁にでも貼りだすことは、主催のゲンビにはできたでしょうから(老人である一人の広島市民の要望として)ここに書いて編集の終わりとしました。 |
21.03.18.裕・記編集 |